今週はチャンピオンズカップ、ステイヤーズステークスとともに中京で金鯱賞が開催される。

ここ最近は有馬記念に向けたステップレースとして位置づけられている。ここからグランプリで飛躍する馬は現れるのか? そもそもここで好走するための条件とは? 今回はディープインパクト産駒にスポットを当て、血統傾向を考えていくことにしよう。

ポイントは母系の血

ディープインパクトは超優秀な種牡馬だ。類まれな競走能力を産駒に伝えるのは当然として、何より素晴らしいのが優秀な種牡馬の条件を満たしている点だ。その条件とは……

母系の良さを引き出すこと

である。ディープインパクトの父サンデーサイレンスがそうだったように、優秀な種牡馬は母系の良さを引き出す。すべてがディープインパクトのような馬になるのではなく、母系によって生まれてくる産駒のタイプが違う。

だから、血統考察をする上でとても助かる。ディープインパクト産駒の傾向を見れば、そのコースの好走血統を見極めることができるからだ。

例えば母父ストームキャットやミスプロのディープインパクト産駒が走っていれば、切れ味の鋭いタイプを買えばいい。一方、母父ロベルト系やセントサイモン系の“ズブいディープ”が走っていたら、切れ味系のディープは軽視し、スタミナ型のディープを買えばいい。

この方法で金鯱賞が行われる中京芝2000mの傾向を探ることができる。改修後の芝2000mにおけるディープインパクト産駒の母父の傾向を見てみよう。

種牡馬:ディープインパクト 母父馬別集計
チェック母父馬着別度数勝率複勝率単回値複回値
キングマンボ系0- 1- 3- 1/ 50.0%80.0%0232
ロベルト系3- 1- 0- 3/ 742.9%57.1%224115
グレイソヴリン系0- 3- 2- 4/ 90.0%55.6%0207
ヴァイス系2- 0- 0- 2/ 450.0%50.0%10765
ハンプトン系1- 1- 0- 2/ 425.0%50.0%4065

集計期間:2012. 3. 3 ~ 2014. 7.20

注目したいのはロベルト系やグレイソヴリン系(トニービン)が好成績を残している点だ。

母系にロベルトやトニービンが入ったディープインパクト産駒は総じてズブくて切れない。だから東京や京都では切れ負けしてしまう傾向にある。一方、馬場が荒れてタフになったローカルコースではそのタフさが生きる。

中京は直線が長くて切れ味が重要と思われがちだが、どちらかといえば瞬発力より持続力が重要になる。だから、キレるディープより、キレないディープのほうが買えるのだ。

全体の傾向を見てもチチカステナンゴ産駒やファンタスティックライト産駒などが良い成績を残している。「持続力>瞬発力」と考えて良いだろう。

ということで金鯱賞で買いたいディープインパクト産駒はこの馬だ。

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切れ味がないものの、先行して長くいい脚を使えるタイプ。中京芝2000mにはうってつけのタイプだ。前走は大敗しているため、人気落ちするだろうが、見直し可能な内容だった。注目していきたい1頭だ。