今週はファンタジーステークスについて検証してきた。
検証を振り返り、予想の参考にしよう!
・ファンタジーステークス2014│血統データと所見予想
・ファンタジーステークス2014│出走予定・登録馬血統
・ファンタジーステークス2014血統予想│カギは早熟性
・ファンタジーステークス2014血統予想│不振血統と人気馬
現時点での想定人気を見てみよう。
人気 馬名 予想オッズ
1 レオパルディナ 2.2
2 ダノングラシアス 3.2
3 ニューエディション 9.5
4 シゲルチャグチャグ 12.8
5 ペルフィカ 13.8
この中で最も嫌いたいと感じているのはこの馬だ。
その馬の名(O)は↓(ランキング内で『O→馬名』の順で記載)
人気ブログランキング内で公開中!
(現在10位前後!当サイトの紹介欄に注目馬を掲載しています)
嫌いたい理由は血統だ。
ファンタジーSは2歳秋に行われる重賞のため、早熟性が求められる。
仕上がりが早いかどうかというのは厩舎の調教方針によるところも大きいが、一番関係してくるのは血統だろう。
2歳の若駒がどんどんレースに使われていく米国の血統は早熟傾向にある。ファンタジーSはそういう血統が重視される。一方で早熟性に乏しい血統というのも存在する。
例えばこの馬の父は現役時代、古馬になってから力をつけたタイプで、決して早熟ではない。
種牡馬になってからもこの傾向は受け継がれている。すでにGI馬を輩出して一流種牡馬の仲間入りをしているものの、2歳重賞における成績を見てみると……
●●●●●産駒成績
着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
0- 4- 1-21/26 | 0.0% | 19.2% | 0 | 65 |
集計期間:2009. 9. 6 ~ 2014.11. 1
ご覧のとおり、1頭も勝ち馬を出せていない。2歳重賞で信頼できる血統ではないのだ。
また、過去10年で(1-1-0-15)と強調できないファクターにも該当している。これを克服して好走したのは女傑ラインクラフトと、次走に阪神ジュベナイルフィリーズを勝つことになるローブティサージュのみ。
GI級の力がなければ好走は難しいということだ。
前走快勝して人気に支持されているのだろうが、少なくとも軸馬に向いている馬だとは全く思わない。最高でもヒモ、もしくは消して妙味があるタイプだ。