今回はスプリンターズステークスの“枠順の明暗”に関して検証していこう。

電撃6ハロンのスプリント戦だけに、枠順の有利不利がひとつの多くなキーファクターとなる。

一体、どの枠が強調できるのだろうか?

今年の新潟の馬場傾向

はじめにいうと、新潟芝1200mは極端な有利不利があるわけではない。

実際、過去3年の枠順別成績を見てみると……

◆枠番別集計
集計期間:2011. 4.23 ~ 2014. 9.28
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着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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6- 5- 5-51/67 9.0% 23.9% 77 74
10- 8- 6-42/66 15.2% 36.4% 97 92
6-10- 5-41/62 9.7% 33.9% 87 101
4- 5- 4-53/66 6.1% 19.7% 35 57
2- 3- 7-51/63 3.2% 19.0% 27 50
7- 6- 8-55/76 9.2% 27.6% 69 73
7- 5- 6-63/81 8.6% 22.2% 65 61
15- 8- 6-55/84 17.9% 34.5% 153 119
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※独自の方法で集計しています

勝率の1位は8枠、2位は2枠、3位は3枠、4位6枠と、かなりバラバラ。そこまで極端な傾向があるわけではない。

しかし、最近の馬場は明らかに「内枠有利」といえるような状態にある。

例えば9月以降に行われた新潟内回りにおける枠順別の成績を見てみよう。

◆新潟芝内回り
集計期間:2014. 9. 6 ~ 2014. 9.28
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枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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1枠 4- 2- 1- 9/16 25.0% 43.8% 433 188
2枠 1- 0- 0-15/16 6.3% 6.3% 15 8
3枠 3- 4- 5-15/27 11.1% 44.4% 112 222
4枠 2- 1- 3-18/24 8.3% 25.0% 74 52
5枠 3- 1- 1-16/21 14.3% 23.8% 95 53
6枠 2- 4- 1- 8/15 13.3% 46.7% 75 153
7枠 1- 4- 3-22/30 3.3% 26.7% 5 93
8枠 1- 1- 1-29/32 3.1% 9.4% 17 37
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※独自の方法で集計しています

いかがだろうか? 1枠が最多の4勝を挙げている。2枠の不振は気になるものの、それ以外の枠は複数勝利を挙げているし、好走率もまずまず。

一方、7、8枠は1勝ずつ。60頭以上走って2頭しか勝ち馬がいないというのは物足りなさすぎる。

ということで基本的には「内有利」という考えのもと、馬券を組み立てていきたい。

もっとも、馬にもタイプがある。内枠が得意な馬がいれば、外枠が得意な馬もいる。例えば7、8枠で(4−2−1−1)という安定した成績を残したこの馬が外枠に入った場合は、警戒しておかなければいけないかもしれない。

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