今回は新潟記念の血統検証を行っていく。
まずは新潟芝2000Mにおける、出走馬の父の成績を見ていこう。
※精度を高めるため独自の方法で集計しています
俄然注目したいのは2頭。マンハッタンカフェとハーツクライだ。
特注種牡馬その1 マンハッタンカフェ
マンハッタンカフェは50頭近くが出走して複勝率40%超。何より回収値が凄まじい。単複ともに160を超えているというのは、適正が高い意外に考えられない。
しかも人気薄の一発屋がいたわけではなく、コンスタントに結果を残している。
年別に区切って見てみると……
◆マンハッタンカフェ産駒成績
集計期間:2009. 5. 2 ~ 2014. 8.31
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年・年月 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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2014年 1- 0- 0- 4/ 5 20.0% 20.0% 180 44
2013年 1- 0- 1- 2/ 4 25.0% 50.0% 220 217
2012年 2- 1- 0- 6/ 9 22.2% 33.3% 490 205
2011年 1- 1- 1- 6/ 9 11.1% 33.3% 64 128
2010年 2- 2- 1- 2/ 7 28.6% 71.4% 121 152
2009年 1- 3- 2- 8/14 7.1% 42.9% 17 197
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ご覧のとおり、5年連続で複勝回収値100オーバーを記録しているのだ。今年は5頭走って好走したのは1頭だけだが、その1頭は5番人気だった。(そしてうち3頭は9番人気以下)
まさに特注種牡馬と呼ぶにふさわしい。
過去5年、新潟記念に出走したマンハッタンカフェ産駒は2頭しかいないが……
メイショウレガーロ
12番人気3着
セラフィックロンプ
15番人気6着
※勝ち馬と0.1秒差
人気薄ながら2頭とも激走している。人気薄でも決して侮ってはならない。
特注種牡馬その2 ハーツクライ
ハーツクライも注意しなければならない種牡馬の1頭だ。
30頭走って複勝率48%というのはかなり驚異的な数字といえる。当然、単複回収値も100超だ。
年別の成績を見ても……
◆ハーツクライ産駒成績
集計期間:2011. 5.28 ~ 2014. 5.25
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年・年月 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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2014年 1- 1- 1- 3/ 6 16.7% 50.0% 180 113
2013年 2- 1- 0- 4/ 7 28.6% 42.9% 300 175
2012年 2- 2- 3- 4/11 18.2% 63.6% 78 106
2011年 0- 0- 1- 4/ 5 0.0% 20.0% 0 28
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2011年こそふるわなかったが、ここ2年+今年は好成績を残している。
今年の新潟大賞典ではマジェスティハーツが2着に激走した。その再現を、同じハーツクライ産駒が成し遂げるかもしれない。
ということで、この馬は高く評価しておいたほうがいいだろう。
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特注種牡馬を父に持ち、実績上位。何より“夏馬”であり、今の季節では外せない1頭だ。