前回は新潟2歳Sで強調できる血統について取り上げた。
今回はどんなタイプの馬を買えばいいのか、という点について見ていくことにしよう。
キーとなるのは「上がり3ハロン」だ。
上がり3ハロンの重要性
新潟競馬場の直線は日本一長い。659メートルもある。
当然、最も重要になるのが上がり3ハロンでいかに速いスピードを出せるか、だろう。
実際、上がり別の成績を見てみると……
◆脚質上り別集計
集計期間:2004. 9. 5 ~ 2013. 8.25
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脚質上り 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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3F 1位 7- 2- 0- 1/ 10 70.0% 90.0% 245 332
3F 2位 2- 6- 0- 5/ 13 15.4% 61.5% 303 412
3F 3位 0- 1- 2- 6/ 9 0.0% 33.3% 0 158
3F ~5位 1- 0- 7- 15/ 23 4.3% 34.8% 33 119
3F 6位~ 0- 1- 1-113/115 0.0% 1.7% 0 8
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ご覧のとおり、上がり1位が圧倒的な成績を残している。
ほとんどの競馬場やコースで上がり1位の馬が最も良い成績を残しているわけだが、「10年中7勝」というのはいくらなんでもなかなか出ない数字だ。
上がり1、2位で9勝、2着8回。つまり、速い上がりを使えそうな馬を見つけることが、新潟2歳2Sを予想する上で最も大切なことなのだ。
では、どんな点に着目すればいいかといえば、やはり前走で速い上がりを使っている馬を狙うべきだろう。
そこで前走の上がり別の成績を見てみると……
◆前走脚質別集計
集計期間:2004. 9. 5 ~ 2013. 8.25
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前走脚質 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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3F 1位 8- 6- 7-56/77 10.4% 27.3% 48 104
3F 2~18位 2- 4- 3-81/90 2.2% 10.0% 37 64
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ご覧のとおりだ。前走上がり1位の馬が複勝回収値100超を記録しているのに対し、上がり2位以下の馬は64と水準より低い成績しか残せていない。
何より勝率の高さが目を引く。上がり1位の馬が8勝を挙げているのに対し、上がり2位以下はわずか2勝である。
出走頭数は上がり2位以下のほうが多いのに、成績では上がり1位が圧倒している。
まとめると、基本的には「前走上がり1位組」を狙うのがセオリーだ。特に勝ち馬を探す、という意味では前走の上がりに注目していく必要があるだろう。
となると、そこそこ人気になりそうな前走上がり2位以下のこの馬には厳しいレースになるかもしれない。
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