前回のレパードステークスの検証では「好走血統」を取り上げた。
新潟のダートでどのような血統が強調できるのか、分かったと思う。
今回は人気に支持されることが確実なアジアエクスプレスについて考えていきたい。
アジアエクスプレスは買えるのか?
アジアエクスプレスはデビューから3連勝でGIのタイトルを制した。芝のクラシックでは結果を残せなかったが、それでもスプリングSで2着に入り、皐月賞では6着と健闘している。
しかし迎えたユニコーンSでは単勝1.3倍という圧倒的1番人気を裏切り、12着と大敗している。
とはいえ、持っている能力は高いし、ここで終わる馬なのかと言われると、そうとは言い切れない。
果たしてレパードSでアジアエクスプレスは買えるのだろうか?
結論から言えば「妙味がなさすぎる人気馬」と位置づけざるを得ないだろう。
展開さえハマればぶっちぎる力は持っているはず。しかし、1、2番人気に支持されるような人気馬が「展開がハマらないと全くこない」ような馬の場合、積極的にその馬を買うべきだろうか? 答えは明白だろう。
なぜ前走大敗したのかといえば、一つは巷で言われているように、揉まれたことが大きかったはずだ。
デビュー戦から振り返ってみると、アジアエクスプレスは実にスムーズな競馬をしていた。
デビュー戦
→外枠発走で揉まれず、砂もほとんどかぶらず
オキザリス賞
→内枠も、先行して2番手につけ揉まれず
朝日杯FS
→4コーナーからうまく直線へ持ち出し、ほとんど他馬と接触することのないスムーズな競馬
スプリングS
→多少ごちゃつくシーンはあったがほとんど不利のないスムーズな競馬
皐月賞
→外枠から先行するスムーズな競馬
ご覧のとおり。ユニコーンSで厳しい競馬を経験するまではほとんど自分の競馬ができていたわけだ。そういう意味では脆さが出てしまったのが前走だといえる。
今回も(特に内枠に入れば)もまれる危険性はあるし、そういう意味ではリスクが高い。
それにそもそもダートというのは揉まれるものだ。揉まれたらやる気をなくしてしまうような人気馬というのは常にリスクが伴う。ましてや、新潟のコーナーはかなりキツい。それだけで嫌になってしまう可能性すらゼロではないわけだ。
血統的には合うし、走っておかしくない力を持っていると思うが、現時点では全幅の信頼は置きづらい。
なお、比較的人気する馬たちの中でアジアエクスプレスより信頼できそうなのはこの馬。
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