前回のクイーンSの検証では、先週の札幌の馬場傾向を振り返った。
どの血統が強調でき、どの血統が強調できないのか、明確になったと思う。
今回はクイーンSの好走血統について見て行きたい。
持続力の血を狙え!
クイーンSは札幌で行われる芝1800Mの牝馬限定重賞だ。
札幌で行われる重賞でポイントとなるのが、いかに持続的な脚を使えるか、という点だ。
札幌は小回りだが、コーナーはとても緩やかで円形のような形をしている。だからコーナーで極端な不利が生まれにくく、マクる競馬が可能となる。
当然、長くていい脚を使える馬は有利になる。つまり、好走するために最も必要になる能力は「持続力」なのだ。
持続力といえば、ナスルーラの血を狙わずにはいられない。
実際、過去5年(4回)のクイーンS好走馬はほとんどがナスルーラの血を持っていた。
2013年
※函館開催のため対象外
2012年
1着 アイムユアーズ
父母父Slewpy(ボールドルーラー系=ナスルーラ系)
3着 ミッドサマーフェア
父母父クリスタルパレス(グレイソヴリン系=ナスルーラ系)
2011年
1着 アヴェンチュラ
父ジャングルポケット(グレイソヴリン系)
2着 コスモネモシン
母母父バラッドロック(ボールドルーラー系)
2010年
1着 アプリコットフィズ
父ジャングルポケット
2着 プロヴィナージュ
母母父Exuberant(ボールドルーラー系)
3着 カウアイレーン
母母父Chieftain(ボールドルーラー系)
2009年
3着 アメジストリング
母父General Assenbly(ボールドルーラー系)
ご覧のとおり、好走馬の2/3にあたる8頭が3代以内にナスルーラの血を持っていた。
中でもボールドルーラーとグレイソヴリンの血には注意が必要だ。
となると、ボールドルーラーの血をひくこの馬は、好走の可能性が高いと言えそうだ。
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