前回の七夕賞の検証では「複勝率70%を超える特注血統」の存在を明らかにした。

現在、除外対象であるため回避馬が出ないと出走できないものの、出てきた時の期待値はかなり高いことが分かっていただけたかと思う。

今回は引き続き好走血統を見ていこう。テーマはずばり、「二桁人気激走馬の共通点」である。

人気薄馬の共通点とは?

七夕賞で狙うべき血統は毎年決まっている。この血統をなくして七夕賞は語れない。まさに“特注血統”と呼ぶにふさわしい。

実際、二桁人気馬には明確な血統的共通点があった。

過去5回の七夕賞で激走した二桁人気馬は4頭。その馬たちは……

2013年
タガノエルシコ(14番人気3着)
父マヤノトップガン
母父ダンスインザダーク

2012年
アスカクリチャン(14番人気1着)
父スターリングローズ
母父ダイナレター

2010年
ドモナラズ(11番人気1着)
父アフリート
母父ナリタハヤブサ

2008年
ミストラルクルーズ(11番人気2着)
父エルコンドルパサー
母父サンデーサイレンス

この馬たちに共通する点は大きく分けて2つある。

一つは父が非サンデーサイレンス系という点だ。

http://jinkeiba.com/2014/0707/7130

この記事で書いたように、七夕賞が行われる福島芝2000Mはディープインパクト産駒が最も苦手としているコースである。それはつまり、メジャーなサンデー系が苦手としているコースという意味でもある。

本質的にサンデーサイレンス系が合わないコースなのだから、非サンデーサイレンス系の人気薄が台頭してくるのは当然のことだろう。

そして更に肝心なのが2つ目だ。この「共通点」を知っているかどうかが、七夕賞で的中できるかどうかの「境界線」となる。それほど重要なデータだ。

ただこれはメルマガでのみ配信するため、ここで書くことはできない。

その代わり、ここでは二桁人気激走馬と同じ共通点を持っている注目の穴馬を1頭紹介しておこう。

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このパワーの血が、大きなカギを握ってくることは間違いないだろう。