全頭診断その1
今週は七夕賞の徹底検証を行っている。今回は恒例の“全頭診断”を行う。
「好走血統」に加えて「上がりの重要性」や「枠順の明暗」といった様々なデータを用いて検証を行ってきた中で、各馬の「総評」をお届けする。今回は第1弾。なお、
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週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。メンバーを1頭ずつ切っていこう。
七夕賞全頭診断その1
※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去1年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください
1−1 ミキノバンジョー(B)
特注血統→?
夏季特注血統→?
上がり実績→?
※項目別に◯△×で出走馬を査定。以下の馬たちはメルマガで!
父グラスワンダー、母父リヴリアという血統。
グラスワンダーは夏季特注血統を詰めあわせた種牡馬だ。
※中略
秋GIでは一枚力が足りないアーネストリーやサクラメガワンダーが宝塚記念で好走できたのは、紛れも無く季節適性のおかげだろう。
そういう意味でミキノバンジョーも注意していかなければいけない。
しかし、この馬は脚質的にあまり強調できない。古馬になってからの走法は「逃げ・先行からの粘りこみ」。上がり実績を持っておらず、七夕賞では強調できない。
全盛期といえる5歳の時には、七夕賞で先行して粘りきったこともあったが、すでに7歳。近走を見ると衰えは顕著で、実力的に厳しい。
しかも10週以上の休み明けは(0−0−1−7)と強調できない。(唯一の好走は3歳時の未勝利戦だった)
枠順を考えるとこの馬が引っ張ることになるのかもしれないが、粘り込むのはかなり困難だと言わざるをえない。
1−2 メイショウナルト
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2−3 ダイワファルコン
→メールマガジンに掲載
2−4 ニューダイナスティ(C)
父ディープインパクト、母父Dynaformerという血統。
ディープインパクトは福島芝2000Mを最も苦手としている。普通であれば買えない。
ただし、母系を見ると話は変わってくる。Dynaformerはロベルト系で、母母父はダンジグ。そしてリボーの血も持っている。
母系の季節適性は抜群というわけだ。(実際、7月は2戦2勝)
この重たい母系が影響して、ディープインパクト産駒にしては切れる脚がない。反対に言えば、典型的なディープインパクト産駒と違って力のいる馬場に対応できる可能性があるということだ。
能力的にオープンで頭打っているため、積極的には買えないが、当日の馬場次第では馬券に加えてみるのも面白いかもしれない。
3−5 コスモバルバラ
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3−6 イケドラゴン(B)
父ニューイングランド、母父サクラユタカオーという血統。
血統だけ見れば悪くない。ニューイングランドはズブさが持ち味のマイナーサンデー系であり、こういうレースには合っている。
ダンジグやリボーの血を持っている点もプラスだ。
しかし、さすがに衰えが顕著な9歳馬を買うことはできない。最近は逃げることすらできなくなっている。かといって決め手があるわけでもない。
出走表に名前が載っているだけの馬、という位置づけで問題ないだろう。
4−7 マイネルラクリマ(A)
父チーフベアハート、母父サンデーサイレンスという血統。
昨年の覇者であり、福島記念でも2着、福島民友杯を制している福島巧者だ。今さら血統云々を語る必要はないだろう。
チーフベアハートは暑さに強いタフな血統で、リボーの血も持っている。特注血統こそ持っていないが、申し分ない血統だ。
昨年、本命にしたように血統面、適性面ともに抜群で隙らしい隙は見当たらない。
そもそもこの馬はちゃんと使えばGIで通用するくらいの力があった。何を血迷ったか夏場のローカル戦で使い詰めされているが、本来はこんなところにいる馬ではないのだ。(余談だが、宝塚記念に出てきていたら重い印を打とうと思っていたし、ヴィルシーナが粘れるような展開ならこの馬のほうがいい順位に来ていたはずだ)
決め手がないため頭固定で買うというのは選択として微妙だが、好勝負は必至だろう。
4−8 ダコール
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ということで、この中で「面白そうな穴馬」はこの馬!
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