前回のラジオNIKKEI賞の検証では「好走血統」に関して書いた。

非クラシック血統の穴馬が何頭も激走していたことが分かったと思う。

今回も引き続き、好走血統を探っていこう。

非サンデー系を狙え!

好走血統の1つ目としてあげたのは「地味なサンデー系」だった。今回は2つ目の「非父サンデー系」に関して考えていこう。

過去5回の好走馬15頭中、非父サンデー系だった馬は6頭いる。しかもほとんどが人気薄での好走だった。

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着 馬名 種牡馬 人気
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2013年
2着 カシノピカチュウ スタチューオブリバティ 14
3着 アドマイヤドバイ アドマイヤムーン 5

2012年
3着 オペラダンシング オペラハウス 16

2010年
3着 レト ザカリヤ 6

2009年
3着 ストロングリターン シンボリクリスエス 2

2008年
3着 ダイバーシティ ジャングルポケット 1
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昨年のスタチューオブリバティや一昨年のオペラダンシングといった人気薄の激走が目立つ。

「地味なサンデー系」と「非父サンデー系」に共通している点は、クラシック血統に比べて「瞬発力が優れていない」という点だ。

日本のクラシックでは瞬発力が求められる。ディープインパクトやアグネスタキオン、ハーツクライといったクラシック血統の産駒は瞬発力を生かして中央4場で活躍している。こういった本格派の血統に比べると、マーベラスサンデーやニューイングランドの産駒は瞬発力で劣る。

一方、地味なサンデー系や非父サンデー系の馬たちは瞬発力以外の面……パワーやスタミナといった能力が本格派のサンデー系よりも優れている

ラジオNIKKEI賞で好走しているのは、地味なサンデー系や非父サンデー系の馬たちだ。つまり、ラジオNIKKEI賞ではパワーやスタミナを長所とする馬が強調できる。反対に言えば、本格派のクラシック血統は適性が異なるということだ。

まとめると、ラジオNIKKEI賞で狙うべきなのは……

・地味なサンデー系
・非父サンデー系

である。また、彼らが示しているように、瞬発力以外の面を長所とする馬を狙うべきなのだ。

つまり、地味なサンデー系や非父サンデー系であっても、適性の異なる馬は買うべきではない。例えば、この人気馬は血統的にあまり強調できそうにない

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実績は上位であるものの、距離の面で大きな不安があり、上位人気に支持されるようなら“危険な人気馬”となる可能性が高い。