前回のCBC賞の検証では好走血統に関して言及した。

多くの二桁人気馬が激走するレースで強調できる血統が何か、分かったと思う。

今回は、強調できない血統に関して見ていこう。なお、以下のデータの対象期間は改装後の良・稍重開催時のものとする。

強調できない種牡馬たち

中京芝1200Mで強調できない種牡馬といえば、なんといってもダイワメジャーだ。

どの競馬場でもオールマイティーに活躍しているダイワメジャー産駒だが、中京芝1200Mに関してはほとんど馬券になっていない。

◆ダイワメジャー産駒
集計期間:2012. 3. 4 ~ 2014. 3.22
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着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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1- 1- 0-22/24 4.2% 8.3% 10 12
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ご覧のとおり、散々な成績だ。馬券になった2頭はどちらも1番人気のもの。2番人気5頭を含む13頭が5番人気以内に支持されていたが、1番人気以外はすべて馬券圏内から消えている

高松宮記念(=コパノリチャード)のように馬場が渋れば可能性が出てくるかもしれない(馬場が渋る=通常とは違い適性が求められる)が、基本的にはかなり苦手としているコースと考えてよい。

また、ダート適性の高いパワー型サンデー系の成績もふるわない

◆パワー型サンデー系
集計期間:2012. 3. 4 ~ 2014. 3.22
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着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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1- 1- 0-16/18 5.6% 11.1% 12 37
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ネオユニヴァースやマーベラスサンデー、ゴールドアリュールといった種牡馬が該当するが、好走馬をほとんど出せていない。

どちらかといえばダイワメジャーもパワーのあるサンデー系だけに、そういうタイプの種牡馬は割引したほうがいいと言えそうだ。

となると、上記の適性が合わない種牡馬を父に持つこの馬は“危険な人気馬”といえるかもしれない。

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