経験が重要!

前走はマーメイドSの好走血統に関して検証した。

阪神内回りの重賞でどんな血統が強調できるのか、分かっていただけたかと思う。

今回は牝馬限定重賞における強調材料を探っていこう。

牡馬との対戦経験を糧に

牝馬限定重賞で強調できる要素、それは……

牡馬との対戦実績

である。牝馬には牝馬限定戦に出走するという選択肢もある。しかし、あえて牡馬が出走しているレースで使ってくることがある。これはなぜか? 主な理由として2つ考えられる。

1つ目はその牝馬が牡馬との対戦でも勝てるだけの力を持った馬であるため

そして2つ目は、牡馬との対戦でも勝てると陣営が判断したため

陣営が勝てると判断したということは、それだけ強い牝馬ということだ。牡馬混合戦を使っているというのはそれだけで「能力の証明」ということができる。

牡馬混合戦に出走すれば経験値を得られるし、いいコトずくめ。

一方、牝馬限定戦ばかり使っている馬は「牝馬限定でしか勝負にならない馬(=弱い馬)」という可能性がある。そして牝馬限定戦ばかり選んで使ってくるということは、陣営が馬に対して自信を持っていない可能性が高い。

マーメイドSの歴代好走馬を見ても、牡馬混合戦で戦ってきた馬が穴を開けるケースが目立っている。

昨年、10番人気ながら2着に好走したアグネスワルツは3走前、牡馬とのオープン特別で2着に好走している。

3年前の13番人気3着アースシンボルは前走目黒記念を筆頭に、近3走はすべて牡馬混合レースを使っていた。

さらに4年前、14番人気ながら2着に激走したセラフィックロンプは近6走すべてが牡馬混合レースだった。

牡馬と対戦した経験が牝馬限定戦のマーメイドSで生きてくるのだ。

ちなみに過去5年に好走した15頭は、少なくとも近3走以内に牡馬混合レースを経験していた。3走以上連続して牝馬限定戦を使って好走した馬はいない。

となると、近走牝馬限定戦ばかり使っているこの馬は「危険な人気馬」と言えそうだ。

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