全頭診断その1
今週はマーメイドSの徹底検証を行っている。今回は恒例の“全頭診断”を行う。
「好走血統」に加えて「斤量」や「牝馬限定戦の重要ファクター」といった様々なデータを用いて検証を行ってきた中で、各馬の「総評」をお届けする。今回は第1弾。なお、
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週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。メンバーを1頭ずつ切っていこう。
マーメイドS全頭診断その1
※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去1年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください
1−1 ウエスタンレベッカ
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2−2 フロアクラフト
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3−3 サイモンガーランド(C)
父ロージズインメイ、母父マイネルラヴという血統。
ロージズインメイ産駒は小回りの重たい馬場=中山が得意。そう考えると、阪神芝2000Mは悪くない舞台だといえる。ただサンデーサイレンスの血を持っていないため、そこまで強調できる血統とはいえない。
芝では全く実績がなく、ダートでも長らく牝馬限定戦ばかり使われてきた。普通に能力的に厳しいだろう。
3−4 サトノジュピター(C)
父アグネスタキオン、母父エリシオという血統。
アグネスタキオン産駒は過去5年で3頭が好走している。アグネスタキオン自身がラジオたんぽ杯3歳Sや皐月賞といった小回りの急坂重賞を勝っているように、産駒もこういったコースは得意なのだろう。5歳馬だがキャリア10走。タキオン産駒特有の“使い枯れ”には該当しない。
ただ母父エリシオは特別強調できるわけではなく、特注血統も持っていないため、それ以上の評価はできない。
戦績的にもここ2走は牝馬限定戦を使っているし、特別強調材料はない。総合的に見ると、紐以上の評価はできない。
4−5 ブリッジクライム
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4−6 サンシャイン(C)
父ハーツクライ、母父Pistolet Bleuという血統。
2013年以降、ハーツクライ産駒は当コースで複勝率44%。回収値はそれほど高くないが、堅実に走ってくる。
もっとも、近走の成績では買えない。近3走はすべて1秒以上の負けで二桁着順。前走牡馬との対戦を経験している点は強調できるとはいえ、中山牝馬Sと福島牝馬Sは展開的に恵まれた中で惨敗している。
惨敗続きの中で大穴を空けたセラフィックロンプやコスモプラチナと違って血統的にそこまで強調できるわけではない。他にも低斤量で魅力的な穴馬がいる中では手が出しづらい。
5−7 アイムヒアー(D)
父プリサイスエンド、母父デインヒルという血統。
父母父、母母父がセントサイモン系と、特注血統を持っている。しかし、サンデーサイレンス系が圧倒的に走るレースで1滴もサンデーの血を持っていない点はマイナスだ。
父プリサイスエンドというのも強調できない。
同馬はダートの早熟種牡馬であり、芝の重賞では全く走っていないのだ。
芝のオープンまで範囲を広げても(1−2−1−45)。
しかも好走した4頭は……
プラチナティアラ
函館2歳S(芝1200M)
セレスロンディー
シンザン記念(芝1600M)
トキノゲンジ
福島2歳S(芝1200M)
イセノスバル
フェニックス賞(芝1200M)
ご覧のとおり、4頭中3頭は芝1200M。しかも2歳戦だ。セレスロンディーにしても3歳の1月のマイル戦である。
1800M以上のレースでは実績どころか、出走歴すら3回のみ。(2000M以上は出走歴なし)
単騎逃げ濃厚の軽ハンデ馬ということで警戒する必要はあるが、血統面の致命的欠陥を克服するのは相当難しいと考えられる。
ということで、この中で「面白そうな穴馬」はこの馬!
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