この血には注意せよ!

前回はエプソムカップで毎年のように穴を開けている血統の存在を指摘した。

15番人気で激走したマイネルスターリーをはじめとして、多くの馬がこの血に該当していた。

今回も引き続き、歴代好走馬から強調できる血統を紐解いていこう

2つのノーザンダンサー系

今回注目したいのが「リファール」と「ニジンスキー」の血を持つ馬たちだ。

この2つの系統には共通点がある。

なんといっても「荒れ馬場に強い」のだ。

リファールの代表産駒といえばなんといってもダンシングブレーヴだ。同馬はキングジョージや凱旋門賞で勝利した歴史的名馬で、「歴代最強馬」と評価する声も多数上がっている。

とにかくスタミナがあって、道悪の競馬がうまい。

2011年以降、重・不良で行われたレースにおける母父ダンシングブレーヴの成績は……

◆母父馬:ダンシングブレーヴ
集計期間:2011. 4.24 ~ 2014. 6. 8
——————————————–
着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
——————————————–
7- 4- 5-17/33 21.2% 48.5% 332 195
——————————————–

ご覧のとおり、驚異的な成績をたたき出している。まさに「道悪の鬼」と呼ぶにふさわしい。

ニジンスキーはイギリスの3冠馬であり、こちらも道悪は得意だ。

エプソムカップは連続開催の3回東京で行われるため、この頃には力のいる馬場になっているケースも多々見受けられる。だから、道悪をこなせるような血統の馬が台頭してくるのだ。

2013年
1着 クラレント(4番人気)
父母父ニジンスキー
母父ダンシングブレーヴ

3着 ラスカルスズカ(7番人気)
父ラスカルスズカ(リファール系)

2012年
1着 トーセンレーヴ(1番人気)
父母父アルザオ(リファール系)
母父カーリアン(ニジンスキー系)

2着 ダノンシャーク(2番人気)
父母父アルザオ
母父カーリアン

3着 マイネルスターリー(15番人気)
母母父マルゼンスキー(ニジンスキー系)

2011年
1着 ダークシャドウ(1番人気)
父母父ニジンスキー

2010年
2着 シルポート(3番人気)
父ホワイトマズル(リファール系)

2009年
1着 シンゲン(2番人気)
父ホワイトマズル

ご覧のように、毎年、この血を持つ馬が馬券圏内に入っている。今年もリファールとニジンスキーの血を持つ馬には警戒が必要だ。

特にこの馬は注目の1頭だと考えている

その馬の名(F)は→「人気ブログランキング」で公開中!
(現在10位前後!当サイトの紹介欄に注目馬を掲載しています)

前走は展開的にノーチャンスだったため、度外視でOK。馬場がどうなるか不透明だが、もし外伸びになれば台頭してくる可能性が高い。