まさかの出遅れ。。。
結構意気込んで臨んだNHKマイルカップ。
しかし、本命ロサギガンティアの出遅れという残念な結果に終わってしまった。
直線での末脚を考えれば、普通に出ていれば楽勝もありえたと思いたいところだが……。
NHKマイルカップ回顧
1着のミッキーアイルは「不利な逃げ」、「そこまで成績の良くないディープインパクト産駒」といったデータをはねのけての1着となった。
前後半の800Mが「46.6-46.6」という完璧な一貫したペースを刻んでの勝利。これは素直に評価して良いだろう。また、こういう一貫したペースを刻む上で、母父ロックオブジブラルタル(ダンジグ系)というのは大きな助けになったと考えられる。
問題は2、3着だ。まずタガノブルグに関して。
以下、全頭診断より抜粋。
父ヨハネスブルグ、母父スペシャルウィークという血統。
サンデーに加えてストームキャットの血も持っていて、血統的には悪くない。
3月生まれという点も強調できる。何より騎手が良い。
三浦騎手はバカにされがちだが、東京では最も買える騎手の一人だ。
特にマイル戦では2013年以降(9-6-3-12)、複勝率47%という驚異的な成績を残している。これは騎乗機会が15回以上あった騎手の中で、後藤浩輝機種に次ぐ好成績だ。
抜粋ここまで。
上記のように強調できる材料はあった。
ただ、前走1400M組の成績の悪さや、東京マイルにおける内枠の不利など、複数のマイナスファクターがあったため、無印としてしまった。
そしてキングズオブザサンに関して。
以下、全頭診断より抜粋。
父チチカステナンゴ、母父サンデーサイレンスという血統。
母のスティンガーは全7勝中、5勝を東京で挙げている。京王杯スプリングSで牡馬を蹴散らし、安田記念は1番人気に支持されたほどだ(結果は4着)。
しかし、さすがにチチカステナンゴとの配合ではスティンガーのスピードが殺されてしまう。
チチカステナンゴ産駒の得意とする舞台は中山だ。タフさが要求された今年初めの中山では、チチカステナンゴ産駒が躍動した。
一方、スピードが要求される東京では全く結果が出せていない。産駒がデビューして以来、東京での成績は以下の様なものだ。
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着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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2- 2- 7-40/51 3.9% 21.6% 16 52
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ご覧のとおり、成績は超低水準。何より51頭走って、勝ったのは新馬の2頭だけである。
抜粋、ここまで。
結果的に、スティンガーの血は偉大だった、と結論付けるしかない。あとは皐月賞からのローテーションが良かった……とか。
ただこれは後付けの理由であって、正直何度予想しても、このチチカステナンゴの成績を見てしまうと買えなかったな、というのが正直なところだ。
もっとも、結果を見てもらえればわかると思うが、2〜9着はすべて1桁馬番、そして1着が逃げたミッキーアイルだったことを考えると、逃げ・先行、もしくは内枠の馬しか来られないようなレースだった……ということなのだろう。
来年への教訓
まず血統的な面で言うと、ザックリとしたポイントは2つ。
・過去5年、父か母父にサンデーサイレンスの血が入った馬が馬券圏内を独占
・過去5年、父か母父にサンデーの血を持たない馬は(0−0−0−31)
・4年連続母父サンデーサイレンスの馬が連対
今年は非サンデーのエイシンブルズアイにも期待したが、このデータは覆せず。来年以降は「消しデータ」として意識したい。
古馬牝馬の頂点へ!
さて、今週は古馬牝馬の頂上決戦、ヴィクトリアマイルが行われる。メイショウマンボやデニムアンドルビー、ホエールキャプチャといった面々が顔を揃えるが、現時点で面白いと考えている馬は以下になります。
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前走は久々+トップハンデという厳しい条件だった。叩き2戦目、重賞でも好走している東京に舞台を移せば一変してもおかしくない。