3歳マイル王へ

天皇賞春は残念な結果に終わってしまったが、気を取り直してGIの検証に集中していこう。

今週の大目標はNHKマイルC。ミッキーアイルが圧倒的な1番人気に支持されることが確実で、他にもショウナンアチーヴやサトノルパンといった楽しみなメンバーが名を連ねている。

まずは舞台設定と、波乱の可能性を探っていこう

NHKマイルCの舞台設定

NHKマイルCは2回東京6日目に芝1600Mで行われる3歳GIだ。

3歳マイル路線の最大目標となるレースは、波乱の可能性をかなり含んでいる

マイル路線組はもちろん、スプリント路線組や皐月賞で敗れてマイル路線に矛先を変えてきた馬も出走する。

様々な路線から参戦するため、実力の比較が難しく、意外な馬が激走することも多い。

昨年の10番人気マイネルホウオウを筆頭に、過去5年で4頭もの二桁人気馬が馬券になっている

3、4年前のようにかたい年はあるものの、基本的に穴を狙っていくべきレースなのだ。

では、今年は荒れる可能性があるのか? 私は荒れる可能性が十分にあると見ている。

その根拠を示すために、あるデータを紹介しよう。

A(9−4−8−88)
B(1−6−2−62)

過去10年、ほとんどの好走馬がAのデータに該当したのに対し、Bのデータに該当してしまった馬は好走率が極端に低い。

今年、人気が予想されるのは次の5頭。

ミッキーアイル
ショウナンアチーヴ
ロサギガンティア
サトノルパン
ショウナンワダチ

なんと、このうち、Bのデータに該当する馬が2頭存在する。まだ検証を開始した段階だが、この時点でかなり荒れる可能性が浮上してきているのだ。

このデータの詳細をここで明かすことはできないが、Bのデータに該当してしまっている馬を1頭紹介しておこう

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前走のパフォーマンスから人気に支持されるだろうし、血統的には悪くないものの、このデータに該当してしまったからには重い印を打つことはできない。