ダービーへの最後の切符をかけて……
今週の最大目標はNHKマイルカップだが、京都新聞杯や新潟大賞典といった面白そうなレースも控えている。
今回は京都新聞杯に関して検証していこう。このレースには好走率65%の「必殺ファクター」が存在する。
そして今回は特別に、このファクターを確実にクリアする馬を公開。必見の内容をご覧あれ。
京都新聞杯の必殺ファクター
まず大前提として、京都新聞杯は荒れにくいレースだ。
京都外回りの中距離という実力を問われるコースで行われるため、能力が反映されやすい。
実際、過去5年では1、2番人気が必ず連帯している。また、昨年を除く4年で1〜3番人気の馬が2頭馬券に絡んでいる。
同じ条件で行われる京都記念を見ても、荒れにくいことが分かる。
今年こそジェンティルドンナが人気を裏切ったが、この重賞でも過去5年中4年で1〜3番人気の馬が2頭以上馬券に絡んでいる。
ダービートライアルということもあって実力のある馬が集まってくる。だから変な荒れ方を期待せずに、上位人気馬の取捨選択をしっかりと行うべきレースといえるのだ。
では、必殺ファクターとはどんなものなのか?
意外な事実かも知れないが、京都新聞杯では前走速い上がりを使った馬が全く強調できない。
過去10年、前走上がり1位だった馬の成績は……
◆前走脚質別集計
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前走脚質 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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3F 1位 3- 2- 0-30/35 8.6% 14.3% 21 36
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まず好走率が非常に低い。加えて回収率を見てほしい。単勝、複勝、どちらも40台を下回る。
この理由は簡単に説明がつく。
過去5年の好走馬15頭のうち11頭が4角5番手以内で立ちまわっていた。つまり……
「好位で競馬を進めて“それなりの脚”を使える馬>上がり3ハロンに特化した馬」
という構図がはっきりと見えてくる。
だから、今回注目するべきなのは前走速い上がりを使った馬ではなく、“それなりの脚”を使って好走してきた馬たちだ。
・前走上がり3位以下
・当日6番人気以内
上記の条件に合致しているだけで、好走率は相当高くなる。そしてここからいくつかのエッセンスを加えていくと“必殺ファクター”が完成する。この必殺ファクターに該当する馬の成績は……
◆京都新聞杯必殺ファクター
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着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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7- 6- 6-10/29 24.1% 65.5% 174 152
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ご覧のとおり、驚異的な好走率と回収値を誇っている。該当馬がいて不発だったのは10年中1年のみ。つまり、残りの9年では必ず該当馬が好走している。
今年、この“必殺ファクター”に確実に該当するのはこの馬だ。
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キャリアすべてのレースで秀逸なパフォーマンスを発揮している。ここが単なる通過点となるとすれば、ダービーでも好勝負は必至だろう。