資質の高さを見極めろ!
前回は長距離GIにおける馬体重の関連性に関して検証した。
レベルの高い長距離GIで好走するためにはどのようなカラダの作りをしていればいいか、分かったかと思う。
今回は天皇賞春で好走するために必要な“資質”について検証していこう。
クラシックとの関連性
近年、長距離GIは嫌煙される傾向にある。菊花賞のメンバーが揃わず、“菊花賞(1000万下)”のようにやゆされることは珍しい現象ではなくなった。
天皇賞春も例外ではなく、4、5年前はかなり寂しいメンバー構成となっていた。
しかし、やはり天皇賞春は格式高い。ここ3年はまずまずメンバーも揃い、実力馬が好勝負を演じてきた。
こういった格式高いレースでは、競走馬が本来持っている“資質”が非常に重要になる。
その資質を見極める上で重要になるのが、「クラシックでの実績」だ。
世代最高の馬を決めるクラシックで高いパフォーマンスを示した馬には、天皇賞春で好走する資質が備わっている。
具体的には……
・皐月賞、ダービーで上がり3位以内を使い3着以内
・菊花賞好走
世代屈指のレースで上がり3位以内の末脚を使えるというのは、能力の高さの証明でもある。
また、菊花賞で好走している馬というのも、長距離GIで好走するための最低限の資質を備えているといえる。
過去3年の好走馬は、ほとんどの馬がこのファクターを満たしていた。
2013年
1着 フェノーメノ
日本ダービー
上がり2位→2着
2着 トーセンラー
菊花賞3着
3着 レッドカドー
外国馬
2012年
1着 ビートブラック
菊花賞3着
2着 トーセンジョーダン
クラシック出走歴なし
3着 ウインバリアシオン
日本ダービー上がり1位→2着
菊花賞2着
2011年
1着 ヒルノダムール
皐月賞上がり1位→2着
2着 エイシンフラッシュ
皐月賞上がり3位→3着
日本ダービー上がり1位→1着
3着 ナムラクレセント
菊花賞3着
ご覧のとおり、外国馬を除けば8頭中7頭が上記のファクターを満たしていた。
なお、トーセンジョーダンは世代屈指の有力馬だったものの、直前で故障してクラシックを棒に振ってしまった馬だった。ただ、後に天皇賞秋でレコード勝ちを収めたように能力が高かったことは明らか。クラシックに出走さえしていれば、ファクターを満たした可能性は高かった。
今年、このファクターを満たしている馬は……
ウインバリアシオン
前述
キズナ
日本ダービー上がり1位→1着
ゴールドシップ
菊花賞1着
サトノノブレス
菊花賞2着
バンデ
菊花賞3着
フェノーメノ
前述
上記の馬たちには注意が必要だ。
中でも京都との相性が抜群のこの馬は面白い穴馬になる可能性を秘めている。
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