枠順確定!
天皇賞春の枠順が発表された。
キズナは7枠14番、ウインバリアシオンは6枠12番、ゴールドシップは4枠8番と、人気馬は中枠〜外枠に配置された。
この発表を見た時、思わず声を上げてしまった。
「これは面白いことになるかもしれない」
そんなことを予感せずにはいられなかった。
枠順の明暗
天皇賞春の枠順は以下のとおり。
1-1 アスカクリチャン(牡7、秋山真一郎・須貝尚介)
1-2 アドマイヤフライト(牡5、福永祐一・橋田満)
2-3 サトノノブレス(牡4、浜中俊・池江泰寿)
2-4 サイレントメロディ(牡7、池添謙一・国枝栄)
3-5 レッドカドー(セ8、G.モッセ・E.ダンロップ)
3-6 ホッコーブレーヴ(牡6、田辺裕信・松永康利)
4-7 フェノーメノ(牡5、蛯名正義・戸田博文)
4-8 ゴールドシップ(牡5、C.ウィリアムズ・須貝尚介)
5-9 タニノエポレット(牡7、和田竜二・村山明)
5-10 フェイムゲーム(牡4、北村宏司・宗像義忠)
6-11 ラストインパクト(牡4、川田将雅・松田博資)
6-12 ウインバリアシオン(牡6、A.シュタルケ・松永昌博)
7-13 オーシャンブルー(牡6、藤田伸二・池江泰寿)
7-14 キズナ(牡4、武豊・佐々木晶三)
7-15 アドマイヤラクティ(牡6、四位洋文・梅田智之)
8-16 ジャガーメイル(牡10、石橋脩・堀宣行)
8-17 ヒットザターゲット(牡6、北村友一・加藤敬二)
8-18 デスペラード(牡6、横山典弘・安達昭夫)
なぜこの枠順を見た時に、「キタッ!」と思ったのかといえば、長距離重賞では内枠が有利だからだ。
能力が劣る馬が3000M以上の長丁場で穴を開けるために一番心がけなければならないのが「距離ロスをなくすこと」である。
3000M以上のレースになると、コーナーを6回以上回らなければならない。
6回もコーナーを回るということは、コーナー2つのコースに比べて単純に3倍も距離ロスが生じる。
能力上位の有力馬ならまだしも、穴馬にとってこれほどの距離ロスは致命傷になる。
だから、内側に潜り込みやすい内枠の馬が有利になるわけだ。
例えば、過去5年の菊花賞と天皇賞春における5番人気の馬たちの枠順別の成績を見てみよう。
1〜3枠
(5−1−2−37)
4、5枠
(0−0−0−32)
6〜8枠
(0−2−5−56)
ご覧のとおり、1〜3枠に入った馬たちの成績が圧倒的に良い。外枠の馬もきているが、勝ち切るまでには至っていない。中枠の成績が悪いのは単純に人気のない馬が多かったこともあるが、揉まれやすいため、道中で力を使いきってしまうことが大きいのだろう。
とにかく、基本的には内枠の馬を狙うのがベターだ。
特に絶好枠を引いたこの馬は、高い評価を与えてしかるべきだろう。
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もともと高く評価していた馬だが、この枠順によってさらに旨味は増した。人気になる可能性もあるものの、“3強”の牙城を崩すには十分な条件が揃っている。