全頭診断その1

今週は弥生賞の徹底検証を行っている。今回は恒例の“全頭診断”を行う。

「好走ローテ」、「血統」など、様々な観点から検証を行ってきた中で、各馬の「総評」をお届けする。今回は第1弾。

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週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。飛躍を目指す粒ぞろいなメンバーを1頭ずつ切っていこう。

※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去1年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください

1−1 エアアンセム(B)
父シンボリクリスエス、母父サンデーサイレンスという血統。

血統的には悪くない。シンボリクリスエス産駒は過去1年、中山芝2000Mで秀逸な成績を残している。

(5−2−2−13)
勝率23%
複勝率41%
単勝回収値291
複勝回収値156

ご覧のとおり、なかなか出せない高水準の成績だ。

エアアンセム自身、このコースでは2勝を挙げている。舞台適正という意味ではメンバー内でも1、2を争う

またシンボリクリスエスはサクセスブロッケンを輩出している芝ダート兼用種牡馬だ。弥生賞の好走血統にも合致している。

同じ舞台の京成杯では凡走したが、これにはちゃんとした理由がある。

まずこの時、圧倒的に馬場の内側が悪い状態で、内枠の入った馬たちは軒並み下位に終わった。(上位6頭が2桁馬番、下位7頭が1桁馬番と、くっきり分かれた。)エアアンセムは3枠6番。馬場の不利をもろに受けてしまった

加えて、ペースがかなり厳しいものだった。淡々としたラップを刻み、1ハロン13秒台を刻んだ回数は「0」だった。前後半1000Mのタイムも「60.6−60.5」と、ほぼ同じ。

だが、弥生賞はそういうペースにならない。ちょうど、エアアンセムが勝った新馬戦のように、後傾ラップのゆるい流れの競馬になる可能性が高い。

となると、この馬が巻き返してくることは十分に考えられる。

前走2000Mというのはネックだが、前走の●●●●●というのは弥生賞の好走条件にはぴったり。今回は前回の2番人気から大幅に人気を落とすはずだ。

総合的に判断すると、買いたい要素のほうが多い。狙い目だといえる。

2−2 ブラックヘブン(D)
父パイロ、母父Alwuhushという血統。

「ダートの血が台頭する」とは書いたが、それはあくまでも「芝で走れる」という前提条件があってのもの。

ここまで完全なダート血統となると、芝の重賞では厳しいだろう。

実際、弥生賞においても前走ダートの馬は全く結果を残せていない。過去10年を振り返っても(0−0−0−19)と、約20頭走って馬券圏内に入った馬は1頭もいない。

さすがにここではいらない。

3−3 アデイインザライフ
メールマガジンに掲載

4−4 ウンプテンプ(C)
父メイショウサムソン、母父ウォーエンブレムという血統。

こういう血統の馬は弥生賞ではいらない。もう少し素軽くて、緩んだ流れに対応できるような血統の馬を買うべきだろう。母母父にサンデーの血が入っているだけまだいいが、さすがに父メイショウサムソンというのは重すぎる。

何より、前走を見てると全く買いたくなくなる。

この馬の前走は東京芝1800M。そう、メイショウサムソン産駒が最も得意としている条件なのだ。

詳細は↓へ
http://jinkeiba.com/2014/0225/6046

前走は完勝だったが、最高の条件だった馬なのだから、そのパフォーマンスには補正を加える必要がある。

相当馬場が荒れて重たい血統の台頭が目立つような状態になれば一考の余地はあるが、普通の状態で行われるならいらないと判断する。

4−5 アグネスドリーム(B)
父マンハッタンカフェ、母父ケイムホームという血統。

ダート適性の高いサンデー系(マンハッタンカフェ)に、母父ミスプロ系というのは昨年のミヤジタイガと同じ組み合わせ(※ミヤジタイガは父ネオユニヴァース)。弥生賞の好走血統に合致している。

前走の京成杯は先行馬にとっては厳しい流れだったから、7着に粘ってのであれば一定の評価は与えていい。

ただそれ以外の面で推しきれない部分がある。

まず前走2000Mを使っていて●●●●●での勝利実績がない。中距離志向の高い馬だといえるだろう。そういう馬は弥生賞ではあまり推せない。

また、鈍足馬がいいといってもさすがに脚が遅すぎる。近5走の上がりの順位は「12→11→6(※9頭立て)→8(※9頭立て)→6」と、5位以内が一度もない。基本的には先行して上がりをまとめるというよりも、ただただ垂れて運が良ければ馬券圏内、というタイプの馬なのだ。

今回、ハナを切るのはこの馬だろう。自分のペースで行ければ、残る可能性がないとは言い切れない。ただ、あまり積極的に評価できる馬でもない

5−6 キングズオブザサン
メールマガジンに掲載

5−7 アズマシャトル
メールマガジンに掲載

ということで、この中で「面白そうな穴馬」はこの馬!

その馬の名(I)は→
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