週末の天気やいかに?
前回の検証では中山記念で好走するために求められる要素について書いた。
・圧倒的な先行力
・圧倒的な切れ味
この重要性に関して分かっていただけたかと思う。
今回は血統面について触れていきたい。中山記念で穴を開けるために必要な血とは一体何なのだろうか?
中山記念の好走血統
中山記念で必要な血統を見ていく上で一つのポイントとなるのが「馬場状態」だ。
この時期は天候が不安定で、同じ時期に施行されるとしても馬場が一定でないことが多い。
実際、過去5年の中山記念の馬場状態は「良→重→良→不良→稍重」と、2年連続で同じだった年すらない。
これでは共通の好走血統を導き出すことは難しい。
だから、馬場状態別に好走血統を見つけ出していくことが大切なのだ。
例えば、良〜稍重の年(以下「良馬場」で統一)と、重〜不良(以下「重馬場」で統一)の年とでは父系の好走血統が異なる。
良馬場の年に好走した9頭中、6頭は父サンデー系だった。また残りの3頭を見ても、芝適性の高いグレイソヴリン系のジャングルポケットやミラクルアドマイヤといった名前が並んでいる。
一方、重馬場で行われた2年の好走馬を見てみると、6頭中5頭が父非サンデー系だった。
2010年は父サンデー系の馬の出走馬自体が少なかった。とはいえ、4番人気のサニーサンデーが13着に沈むなど、サンデー系は全体的に低調だった。
このように、良馬場で行われればサンデー系重視でOKだが、馬場が渋った場合には非サンデー系の台頭も頭に入れて置かなければならない。
で、肝心の天気はどうなりそうかというと、これが非常に微妙(苦笑)。
今日、関東はパラパラとした雨が振ったが雨量はそれほどでもないため、馬場が悪化したとは考えにくい。
ただ、天気予報によれば週末まで継続的に雨が降るようだ。となると、馬場が渋る可能性も十分にありえる。
今週はいつも以上に天気にやきもきしながら週末を迎えることになりそうだ。
ちなみに仮に重馬場で行われる場合、適正面からいってこの馬が有利になる可能性は高い。
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なお、良馬場、重馬場それぞれの好走血統の詳しい検証に関してはメルマガで行っているため、そちらを見てほしい。