予習復習は欠かさずに!
昨日は1回東京開催について振り返った。今回もその続きを行っていきたい。
「終わった開催を振り返ってどうなる?」と思われるかもしれないが、来年へ、再来年へ向けた“予習”になる。来年、この開催を迎えた時にどういう馬を狙っていくべきなのか、知っておくことはとても重要だ。
ということで、今回は第3回目の振り返りをお届けする。
キングカメハメハ産駒が大不振
今開催、最大の驚きがこれだった。キングカメハメハ産駒がびっくりするほど走らなかったのだ。
開催を通じた成績(すべての距離が対象)は、以下だ。
キングカメハメハ産駒
(1−2−0−25)
勝率4%
複勝率11%
単勝回収値90
複勝回収値31
ご覧のとおり、リーディング上位の種牡馬とは思えない散々な成績だ。
28頭中、1番人気4頭を含む16頭が5番人気以内だった。にもかかわらず、好走馬はわずか3頭。あまりにも成績が低すぎる。
しかもこの3頭の内訳も酷い。
唯一好走したケイアイエレガントは、スローペースを逃げ切った形だった。この馬のおかげで単勝回収値は跳ね上がっているが、ほとんどフロックというか、かなり恵まれた形だったことは疑いようがない。
そして残りの2頭はいずれも1番人気の馬だった。2頭とも人気を裏切っていたのだ。
つまり、人気よりも上の順位で馬券に絡んだ馬は28頭中わずかに1頭しかいなかった。
繰り返すが、これはリーディング上位の種牡馬の産駒としてはありえない低成績だ。
昨年も複勝率こそ36%と高かったものの、11頭走って勝ち馬はゼロ。1回東京開催はキングカメハメハ産駒にとって“鬼門”なのかもしれない。
ちなみに、こういう確実にバイアスが効いて凡走してしまった馬は次走がかなりの狙い目になる。
次、適正の高い舞台に出てきた時には積極的に狙ってみるべきだろう。
さて、今週は中山記念とともに、阪急杯も行われる。ダノンシャークやコパノリチャード、ガルボなどが出走する予定。なかなかの高メンバーだ。
そんな有力馬たちの中で、“危険な人気馬”になる可能性が高い馬を1頭明かしておこう。
その馬の名(D)は→
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