『勝ち組育成メルマガ』ではフェアリーSを絶賛検証中。本日は急遽2本立てで配信を行う。期待していてほしい。
さて、ブログではシンザン記念の有力馬について触れていく。前回はミッキーアイルに関して書いたが、今回は2、3番人気が確実のモーリスについてだ。
タイトルにもある「不吉なデータ」とは、一体どういったものなのだろうか?
明らかな“条件悪化”が示すもの
モーリスは力のある馬だ。
デビュー戦は圧巻だったし、2戦目も出遅れて展開的に向かない中でもしっかりと伸びてきた。そして前走も力を見せて2勝目をマーク。人気になるのも頷ける。
ただ、今回に関しては大きな不安があるのも事実だ。
その不安とは「条件が大幅に悪化していること」である。
これは血統をかじったことのある人間ならすぐにでも察しがつくだろう。
モーリスはスクリーンヒーロー産駒。スクリーンヒーローはロベルト系であるが、京都外回りのマイルではロベルト系が不振傾向にある。
過去1年で(3−2−5−38)で複勝率は20%程度。単複勝回収値も50以下と、非常に低調な結果となっている。
また、過去3年の1月開催の当コースに出走してきたロベルト系に絞ると(0−0−1−9)と全く振るっていない。
先週、マイネルマエストロやタガノザイオンといったロベルト系の人気薄馬が穴を開けているため、全く馬場が合わないというわけではないだろうが、好ましいデータではない。
しかもモーリスの場合、前走が最高の条件過ぎた点も“残念さ”に拍車をかけている。
前走の阪神芝1400Mは「ロベルト系の庭」とも言えるコースだ。過去1年でみると……
(8−3−2−26)
勝率20%
複勝率33%
単勝回収値223
複勝回収値103
ご覧のとおり、優秀な成績を残している。特に勝率の高さは特筆すべき点だ。モーリスにとって、阪神芝1400Mは最高の条件だったと言える。
一方で、シンザン記念のことを考えるなら、このローテーションは明らかに期待値が低い。
「得意なコース」から「苦手なコース」に変わっているのだから、当然好走の可能性は下がるだろう。しかし、可能性が下がっているにもかかわらず、人気に支持される。
したがって、モーリスの扱いは以下のようにするのが妥当だと考えている。
モーリスの扱い(E)とは→
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