前回はシンザン記念の舞台設定について書いた。
開幕して間もない京都の芝コースで好走するために必要なことが分かってもらえたはずだ。
今回は更に深く、シンザン記念で好走するための条件に関して探っていこう。
歴代好走馬の共通点
前回の検証で「内有利が顕著」と書いたが、より正確に書くとすれば「内先行有利」が適切な表現だろう。
現在の京都はスピード馬場だ。前へいった馬がなかなか止まらず、人気薄が穴を開けるケースが目立った。
そしてシンザン記念の歴代好走馬も、大半が先行して結果を出していた。
2013年
1着 エーシントップ
4角1番手
3着 タマモナイスプレイ
4角4番手
2012年
1着 ジェンティルドンナ
4角4番手
2着 マイネルアトラクト
4角3番手
3着 プレミアムブルー
4角2番手
2011年
1着 レッドデイヴィス
4角3番手
2010年
1着 ガルボ
4角3番手
2着 シャイン
4角1番手
2009年
1着 アントニオバローズ
4角3番手
2着 ダブルウェッジ
4角4番手
3着 トップカミング
4角4番手
ご覧のとおり、過去5年の好走馬15頭中、実に11頭が4角4番手以内だった。
昨年ほどではないにしろ、今年も先行有利な馬場であることは間違いない。だから、各馬の位置取りには十分注意が必要だし、良いポジションをとれた馬が好走できる可能性はとても高い。
今年は逃げ馬が多いため、ハイペースの前崩れになる可能性もゼロではない。考慮する必要がある。ただ、ベースの考え方としては「前有利」は頭に入れておいたほうがいいだろう。
となると、好位につけそうなこの馬は好走の可能性が高いと判断して良いだろう。
その馬の名(B)は→
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