(C)masa

前回は朝日杯フューチュリティステークスの「血統」について検証した。

底力」が問われる舞台でどのような血が重要になるのか、お分かりいただけたと思う。

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さて、今回は牝馬ながら朝日杯FS参戦を決めたベルカントについて書いていこう。

吹き荒れる逆風を吹き飛ばせるか?

タイトルにもあるように武豊騎手はGI完全制覇がかかっている

それだけにベルカントには大きな期待が集まるだろうし、馬券的には多数の「武豊票」が入ると考えられる。

そもそも今年は牝馬のレベルが高く、牡馬のレベルが低い。ベルカントはファンタジーSを快勝しているため、仮に鞍上が他の騎手になっていたとしても、そこそこ人気にはなるだろう。

では、ベルカントは朝日杯FSで好走できるのか?

これを紐解くためには、父サクラバクシンオーの特徴をつかんでいく必要がある。

歴代屈指のスプリンター、サクラバクシンオーは自身のスピードを産駒にあますところなく伝えてスプリント路線を席巻している。

ただ、「距離の壁」にぶち当たる産駒がほとんどで、距離が長くなるとパフォーマンスを極端に落とすことが多い。

新馬戦や未勝利ならまだしもレベルが上がれば上がるほど、「距離の壁」は容赦なくサクラバクシンオー産駒に襲い掛かってくる。

例えば、重賞における距離別の成績を見てみよう。

1200M
(12−17−17−152)
勝率6%
複勝率23%
単勝回収値55
複勝回収値67

1400M
勝率9%
複勝率20%
単勝回収値132
複勝回収値105

1600M
(3−4−2−76)
勝率4%
複勝率11%
単勝回収値33
複勝回収値37

1800M以上
(0−0−0−11)

ご覧のとおり、距離が長くなるほ複勝率は落ちている

特に1400Mからマイルの落差が激しい。サクラバクシンオー産駒の「距離の壁」は、この辺りにあるのだろう。

これだけでもベルカントにとっては好ましくないだろうが、彼女は今回「距離延長」。これがまた非常に厄介だ。サクラバクシンオー産駒が距離延長で迎えた際の重賞における成績は……

(4−4−3−92)
勝率4%
複勝率11%
単勝回収値34
複勝回収値37

ご覧のとおり、超低調。しかもこれをマイル重賞にだけ絞ると……

(1−2−0−48)
勝率2%
複勝率6%
単勝回収値28
複勝回収値26

いかがだろうか? 複勝率はわずか6%。絶望的な数字と言っても過言ではない。

しかも好走している3回は、すべてグランプリボスによるもの。つまり、サクラバクシンオーの最高傑作クラスの馬でないと、距離の壁を克服することは困難なのだ。

一考の余地があるとすれば、そのグランプリボスが距離延長で勝ったのが、まさしくこの朝日杯FSだったという点だろう。

ただ、血統的な観点から言えば、現時点でベルカントの評価は以下の様なものにしておくことが懸命だろう。

ベルカント(B)の評価は→
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明日は全頭診断をお送りする。乞うご期待!

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