今回は朝日杯フューチュリティステークスの“全頭診断”を行う。
これまで「買いたい馬のタイプ」、「2歳王者決定戦の本質」、「ローテーション」、「血統」など、様々な角度から検証を行ってきた。
そのことを加味した上での「総評」をお届けする。今回は第2弾。
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週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。では、2歳王者決定戦のメンバーを紐解いていこう。
全頭診断その2
※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去3年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください
5-9 ツィンクルソード(D)
父デュランダル、母父リファールという血統。
父母父ノーザンテーストという点は悪くない。ただ、父サンデー系であることと、母系からも豊富なスタミナを感じるわけではないため、高い評価は与えられない。
前走は京王杯2歳S以外の1400M戦と、距離延長時の好走ローテに合致していない。
しかもこの馬も明らかに条件が悪化している。
デュランダル産駒は京都芝1400Mで複勝率37%、複勝回収値も9割を超えているが、中山マイルでは複勝率28%、複勝回収値はわずか60と、振るっていない。過去3年で勝った産駒はわずか1頭という結果からも、適正の低さが伺える。
マイル重賞にも多数出走しているが、2011年のオータムハンデではエアラフォンが1番人気5着、今年のフェアリーSでもスズノネイロが4番人気8着と人気を裏切っている。
前走も比較的恵まれた内容だったし、強調材料は見い出せない。
5-10 グリサージュ(C)
父クロフネ、母父バブルガムフェローという血統。
父非サンデー系という点は悪くないが、クロフネ産駒は中山マイルを苦手としている。
過去3年で(3-1-3-27)で好走率はわずかに21%。複勝回収値も53と振るわない。
新馬戦でその苦手な中山マイルを克服して勝ってきたというのは好印象だ。しかし、そもそものメンバーレベルに疑問符がつく。
2着以下だった馬はほとんどがその後、未勝利戦に出走しているものの、勝ち上がった馬はゼロ。グリサージュと接戦を演じたオートクレールは3走しているが、いまだ未勝利から抜けだせずにいる。
厳しいと言わざるをえないだろう。
6-11 ショウナンアチーヴ
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6-12 アポロスターズ(B)
父アポロキングダム、母父ウォーチャントという血統。
非サンデー系を父に持っている点は良い。サンデーの血がない点はネックだが、まずまずといったところだろう。
ただ、前走の京王杯2歳Sを見る限り、マイルは長い可能性が高い。
前走は内ラチ沿いをピッタリ回って距離ロスが生じなかったにもかかわらず、直線では見せ場なく力負けしてしまった。血統評価は「A」だっただけに、言い訳のできる敗戦ではなかった。
だから中山マイルに舞台を移したからといって好転する要素はほとんどない。強いて挙げるとすれば小回りに変わることはよいが、厳しいことには変わりないだろう。
7-13 プレイアンドリアル
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7-14 ウインフルブルーム
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8-15 ハイアーレート(C)
父ゼンノロブロイ、母父フレンチデピュティという血統。
好走血統には合致しておらず、それほど強調できる血統ではない。
前走の東スポ杯2歳Sも1.5秒差の負けと惨敗していて、見どころはあまりなかった。
札幌2歳Sで3着に来ているとはいえ、ここは厳しいと言わざるをえない。
8-16 ショウナンワダチ
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ということで、この中で「面白そうな穴馬」はこの馬!
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