前回は朝日杯フューチュリティステークスの「本質」について検証した。
ペースがほぼ確実に「前傾ラップ」になるため、必要となる要素が明確にあることが分かったと思う。
今夏はその考え方をベースに、ローテーションについて考察していこう。
距離延長組の苦戦
朝日杯FSではローテーションが重要な要素の一つとなる。
まだキャリアが浅い2歳馬であるため、どのようなレースを経験してきたかが、一つの大きなカギになってくるからだ。
では、どんなローテーションを歩んできた馬が強調できるのか? あるいは軽視すべきなのか?
前走の距離から見ていくことにしよう。
同距離
(3−2−5−25)
複勝率29%
複勝回収値66
距離延長
(3−5−2−74)
複勝率13%
複勝回収値44
距離短縮
(4−3−2−28)
複勝率24%
複勝回収値41
ご覧のとおり、距離延長組の成績が芳しくない。これは出走頭数が多いため、全体的な数字を下げている、ということも考えられるが、やはり他のローテーションよりも10%以上数字が低いというのは注視すべき点だ。
朝日杯FSでは底力が求められる。だから、短い距離しか経験していないスピード馬が好走する可能性はかなり低い。
だから必然的に短い距離を使ってきた馬の成績が悪いのだ。
そして、これをさらに深く探っていくと、「距離延長組の取捨選択」の方法が見えてくる。
これはメルマガでしか明かせないが、今回はこの観点から浮上する「危険な人気馬」を1頭記しておこう。
好走を続けてきているが、朝日杯FSで好走することは厳しいかもしれない。
その馬の名は→
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