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今回は天皇賞秋の回顧をお送りする。

ジェンティルドンナ、トウケイヘイロー、エイシンフラッシュの“3強”ムードが漂う中で、突き抜けたのはジャスタウェイだった。

なぜ4馬身もの差で圧勝できたのか? 当日の血統傾向は? ジャスタウェイの評価は?

徹底回顧をお届けする。

ハマりきった展開とライバルの潰し合い

まずは天皇賞秋のラップを振り返ってみよう。スタートからトウケイヘイローがハナに立ち、ジェンティルドンナが追走するという形でレースは流れた。

以下が1ハロンごとのラップと、前後半1000Mの比較タイムだ。

12.6−11.3−11.1−11.5−11.9−11.9−11.9−11.6−11.5−12.2
58.4−59.1

特徴的なのは最初と最後の1ハロンを除き、すべて11秒台で推移した点だ。道中緩まなかったことで、上がりだけの勝負にはならず、力の問われる展開になったといえる。

その中で、トウケイヘイローとジェンティルドンナがやり合っていたことはジャスタウェイにとっては幸運だった。

岩田康誠騎手は明らかにトウケイヘイローを意識していた。もちろん、ジェンティルドンナが予想外の好スタートを切ったことで行かざるを得なかったという事情もあるだろう。

だが、1番人気の馬が2番人気の馬をマークして潰しに行くというのはある意味正攻法の競馬ではある。逆もまた然りで、トウケイヘイローの武豊騎手にとってはペースを速くしてジェンティルドンナをバテさせたかったはずだ。

意識し合う1、2番人気。結果的に軍配はジェンティルドンナに上がり、トウケイヘイローは沈んだ。ジェンティルドンナにとっては、多少速いペースで追走してしまったものの、ほとんど完璧といっていい競馬だったはずだ。結果的に負けたから「道中の位置取りが〜」とか「ペースが〜」とか難癖つける輩がいるが、仮に勝っていれば称賛される騎乗内容だったことは間違いない。

もっとも、ジャスタウェイにとっては絶好の展開だった。人気馬が潰し合いをする中で自分の競馬に徹して、能力を最大限に発揮できる状況が整ったのだから。

圧勝劇を後押ししたトニービンの血

では、ジャスタウェイにとって、なぜ「能力を最大限に発揮できる状況」だったといえるのか?

これは展開と血統に求めることができる。

まずは展開。天皇賞出走時には良馬場に回復していたものの、今週の降雨量を考えれば普段の良馬場よりタフなコンディションだったことは間違いない。

その中で上記したペースというのは明らかに前に厳しい展開で、反対に中段にいた馬たちにとって絶好のペースだったといえる。ジャスタウェイは4角9番手とちょうど中段にいた。展開的に「ハマった」わけだ。

そして最も大きかったのがグレイソヴリン系トニービンの血を持っていたこと。トニービンは持続力を問われる展開が大得意。そして馬場がタフになったほうが真価を発揮するタイプの種牡馬だ。

実際、この日7Rに行われた芝2000M戦の結果を見れば、トニービンの血が強調できることは一目瞭然だ。

7R
1着 シャドウウィザード(8番人気)
父ハーツクライ(※父母父がトニービン)
母父コジーン(※グレイソヴリン系)

3着 テナシティー(5番人気)
母父トニービン

ご覧のとおり、トニービンの血を持った人気薄の馬が激走していた。ジャスタウェイは父ハーツクライ。この日の馬場に完全に合致した血統だったというわけだ。

もっとも、展開がハマって血統が合致していたとしても、2着に4馬身差をつけるという芸当は力がなければできない。ジャスタウェイの力が本物だったと判断してよいだろう。

思い返せばハーツクライが圧倒的1番人気のディープインパクトを破った時も4番人気という人気薄だった。今回、5番人気のジャスタウェイは1番人気のディープインパクト産駒ジェンティルドンナを破った。血の歴史は繰り返す。なんというドラマだろうか。

ジェンティルドンナは力負けだったが、休み明けというローテーションや展開を考えれば次走のジャパンカップでの巻き返しは必至だろう。力は示した。

エイシンフラッシュは昨年とは違ってスムーズな競馬ができず完敗。それでも6歳馬にして3着を確保したのだから、十分な内容だったはずだ。

と、終わってみれば小波乱はあったものの、5→1→3番人気の硬い決着となった。予想としては硬い決着を想定しつつも古豪の巻き返しに期待したが、不発。固く収まるという結論になったのならば、昨年のように点数を絞って勝負するべきだったとも感じている。

なお、天皇賞秋は外枠が不利なレースであるため、外枠に入って凡走した馬の次走での巻き返しの期待値が高い。注目してみていくべきだろう。

特に私は、この馬に注目している。次、どのレースを選択するかは定かではないが、必ず巻き返してくるはずだ。

その馬の名は→

【Point in Check】
・ジェンティルドンナとトウケイヘイローの潰し合いがポイント
・ジャスタウェイには展開、馬場ともに向いた
・ジェンティルドンナのJCでの巻き返しは必至
・成績に関係なく外枠の馬たちの次走には注目

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