中山11R スプリンターズS
◎11 スギノエンデバー
◯10 ロードカナロア
▲06 ドリームバレンチノ
△15 マジンプロスパー
△09 サドンストーム
×07 ハクサンムーン
×04 サンカルロ
秋のGIシリーズ開幕戦を告げる電撃6ハロンのスプリントGIスプリンターズS。
ロードカナロアが圧倒的な1番人気に支持されているが、本命はスギノエンデバーに打つ。
まず中山の馬場傾向だが、ミスプロ系とノーザンテーストの血を持った馬が多く好走していた。
スギノエンデバーはミスプロ系ではないものの、ノーザンテーストの血を持っている。更に母父ブライアンズタイムは芝ダート両方のGI馬を輩出していて、近年の好走血統に合致。
何よりこのレースは展開が鍵になるはず。ハクサンムーンは何が何でも行きたいだろうが、内枠にフォーエバーマークが入ったことでやや難しい競馬を強いられそう。2頭で競るような形になれば自ずとペースは上がり、後ろの馬にもチャンスが出てくるはず。
となると、確かな末脚を持つこの馬が突っ込んできてもおかしくはないはずだ。
中山では2回しか走ったことがないが、2度とも人気以上に走って馬券圏内に入ってきていることを考えると、全くチャンスがないわけではないと判断する。大穴を開けてほしい。
対抗にはもちろんロードカナロア。というか、普通に考えればやはりこの馬が勝つだろう。血統的にも適性的にも何の問題もない。トライアルでは負けたものの、ここへ向けてびっちり仕上げてきている。調教も申し分ない。
それでもあえて評価を落とす。理由は「スプリントの歴史」だ。スプリンターズSがGIに昇格して以降、連覇を成し遂げたのはサクラバクシンオーのみ。タイキシャトルもデュランダルもカレンチャンも、連覇を成し遂げることはできなかった。
ちょっとしたことで順位が変わってしまうのがスプリント戦であり、器用さが要求される中山で開催されるスプリンターズSではなおさら様々なマイナスファクターが振りかかる可能性がある。
馬券圏内に飛ぶということは考えにくいが、1着で買っても妙味がない。2、3着付で買ってみたいところだ。
昨年3着のドリームバレンチノは巻き返して来るだろうし、スギノエンデバーと同様の理由でサドンストームあたりにも期待したい。好走血統の母父ノーザンダンサー系というのも大きなプラス要素だ。そして、スプリンターズSの好走血統に合致しているこの馬も期待の穴馬だ。