(C)arima0208

前回は「スプリンターズSで不要な血統」について記した。

今回はスプリンターズSで強調できる「注目の血統」について検証していこう。

過去を振り返れば激走馬が見えている。スプリンターズSも例に漏れず、歴代好走馬を見れば注目血統は自ずと浮上してくる。

キーワードはズバリ「ノーザンダンサーの血」だ。

過去の好走馬たちを見ると、多くの馬が父、または母父がノーザンダンサー系だったことが分かる。

2012年
1着 ロードカナロア(2番人気)
母父ストームキャット(ノーザンダンサー系)

2着 カレンチャン(1番人気)
父クロフネ(ノーザンダンサー系)

2011年
1着 カレンチャン(3番人気)
前述

3着 エーシンヴァーゴウ(7番人気)
父ファルブラヴ(ノーザンダンサー系)

2010年
1着 ウルトラファンタジー(10番人気)
父エンコスタデラゴ(ノーザンダンサー系)

2009年
1着 ローレルゲレイロ(6番人気)
父キングヘイロー(ノーザンダンサー系)
母父テンビー(ノーザンダンサー系)

2着 ビービーガルダン(2番人気)
父チーフベアハート(ノーザンダンサー系)

2008年
1着 スリープレスナイト(1番人気)
父クロフネ(ノーザンダンサー系)

3着 ビービーガルダン(6番人気)
前述

ご覧のとおり、好走馬15頭中半数以上の9頭が父か母父ノーザンダンサー系だった。スプリンターズSは前半ペースが流れて、後半は我慢比べ、といった消耗戦のようなレースになりやすい。このため、終盤で失速しないスタミナが求められる。となると、ノーザンダンサーのスタミナが生きていくというわけだ。

今年もノーザンダンサー系を父か母父に持つ馬に注目すべきだろう。となると、この馬を無視するわけにはいかなそうだ。持ち前のスタミナを生かして、好走する可能性は十分にある。

その馬の名は→(現在15位前後)