直線競馬を見ると、夏なんだな−としみじみ思うのが競馬ファンだったりする。
もちろん私もその内の一人。究極の短距離決戦に胸が踊って仕方がない。
年に1度の直線重賞アイビスサマーダッシュは、個人的には夏競馬一番のイベントと言っても過言ではないくらい好き。
今年もぜひとも的中させたいところだ。
さて、前回は新潟芝1000mの血統傾向について見てきた。今回はより踏み込んでアイビスサマーダッシュの好走血統を見ていきたい。
今回紹介したいのが、「マッチェム系」だ。
マッチェム系はアメリカを代表する名馬マンノウォーを生み出した系統で、「パワー」に優れた血統として知られている。
ダートはもちろん、パワーが必要になる重馬場での競馬、また馬場が荒れている夏競馬で台頭してくる。実際、アイビスサマーダッシュでも何頭も好走馬を輩出している。
2009年
2着 アポロドルチェ(6番人気)
父オフィサー(マッチェム系)
2010年
3着 マルブツイースター(16番人気)
母父ウォーニング
2011、2012年
1、3着 エーシンヴァーゴウ(1、4番人気)
母母父インリアリティ
ご覧のとおり、16番人気のマルブツイースターが激走しているくらいだ。アイビスサマーダッシュで強調できる血統であることはあきらかだろう。日本でこの血を持っている馬はとても少ないが、だからこそピンポイントで狙うことができる。
今年も「マッチェム系」の血を色濃く持つ馬には注意が必要だ。