新潟芝1000mで行われるアイビスサマーダッシュ。当重賞は、いつにもまして騎手が重要な鍵を握るレースだ。
新潟芝1000mは日本で唯一の直千競馬で、他のコースとはまったく異なる。当然、仕掛けどころの経験が大きなアドバンテージとなってくるし、普段から結果を残している騎手は強調できる。何人か紹介していこう。
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1.村田一誠
まずは何といっても村田一誠騎手。過去3年のデータを見てみると……
(11−5−3−25)
複勝率43%
単勝回収値242 複勝回収値108
ご覧のとおり、素晴らしい戦績を残している。11勝というのは全騎手中ダントツのトップ。2007年には13番人気のサンアディユで当レースを制覇。
今年は有力馬の1頭アフォードに騎乗。当然、無視できる存在ではない。
2.西田雄一郎
(7−5−3−32)
複勝率31%
単勝回収値189 複勝回収値138
村田騎手には好走率で差があるものの、回収率の面ではまったく劣っていない西田騎手。一昨年にはケイティラブで優勝。今年はコパノオーシャンズに騎乗。
パワーに直結する馬体重における取捨選択
さて、次に挙げたいのは馬体重に関して。パワーが大きな鍵を握るアイビスSDにおいて、馬体重はひとつの大きなファクターとなる。
パワー、馬力が必要ということは、馬体重はそれなりにないとダメ。
馬体重 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
~399kg | 6.3% | 6.3% | 44 | 12 |
400~419kg | 3.7% | 16.7% | 12 | 36 |
420~439kg | 11.8% | 27.0% | 117 | 88 |
440~459kg | 7.1% | 23.3% | 53 | 66 |
460~479kg | 7.3% | 25.1% | 52 | 86 |
480~499kg | 9.4% | 31.5% | 88 | 89 |
500~519kg | 10.3% | 28.2% | 168 | 109 |
520~539kg | 8.3% | 25.0% | 109 | 125 |
540~ | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
ご覧のとおり、480〜519キロまでのゾーンが好走率、回収率ともに高い。
実際、過去10年のアイビスSDおいて、459キロ以下だった馬の成績は(1−0−1−18)と結果が出ていない。しかも勝った1頭は斤量面で恩恵を受けている、夏に強い3歳牝馬。3歳牝馬を除外すると(0−0−1−17)と、ほとんど期待を持てない。
やはり馬体重は480キロ以上あったほうがベターだといえるだろう。
となると、馬体重が軽いこの馬はかなり厳しい戦いを強いられそうだ。その馬とは……
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