昨日は七夕賞の「血統面」に関して書いた。パワーが不可欠なこの時期の福島芝コースでニジンスキーは欠かせない存在なのだ。
今日も「血統面」について触れていく。引き続き、強調できる血統を挙げていきたい。
パワーが必要なレースでどんな血統を狙えば良いのか? 答えは「ミスプロ系」だ。
アメリカのダート競馬で培われたパワーを誇るミスプロ系。パワーが必要とされるレースで狙うことは基本中の基本だと言える。
実際、七夕賞でもミスプロの血を持った馬が毎年激走している。連対馬だけ見てみても、ミスプロの血の重要性は一目瞭然で分かるはずだ。
2012年
1着 アスカクリチャン
父スターリングローズ(ミスプロ系)
2着 トーセンラー
母父リシウス(ミスプロ系)
2010年
1着 ドモナラズ
父アフリート(ミスプロ系)
2着 アルコセニョーラ
母父モガンボ(ミスプロ系)
2009年
2着 アルコセニョーラ
母父モガンボ(ミスプロ系)
※2011年は中山開催のため参考外
ご覧のとおり、過去3回の開催を見ても、連対馬6頭中5頭が、「父か母父がミスプロ直系種牡馬」だった。ちなみに2009年の1着馬ミヤビランベリはミスプロの血こそ持っていなかったが、母父はニジンスキーだった。
つまり、ミスプロ系かニジンスキーの血を父か母父に持つ馬を狙うことが、「七夕賞の鉄則」と言える。
今年はこの2つの血を持たない馬は割引して考えていくべきだろう。