(C)arima0208

七夕の日に開催される七夕賞。このレースでは毎年「」を見ることができる。

なぜなら、七夕賞は「高配当」を期待できるからだ。

2012年は14番人気のアスカクリチャンが1着、2010年は11番人気のドモナラズが1着と、どちらも高配当を演出している。二桁人気の馬でも「適性」さえはまれば激走できる。それが、七夕賞なのだ。

では、その「適性」とは何なのか? それはレースラップを見れば、導き出すことができる。

2012年
12.3 – 11.2 – 12.0 – 12.3 – 12.5 – 12.4 – 11.8 – 12.0 – 12.2 – 12.4
(35.5-36.6)
※1.1秒の後傾ラップ

2011年
※中山開催のため、参考外

2010年
12.5 – 11.4 – 12.1 – 12.2 – 12.8 – 12.0 – 11.7 – 11.8 – 12.0 – 11.9
(36.0-35.7)
※0.3秒の前傾ラップ

2009年
12.5 – 11.5 – 12.2 – 12.3 – 12.6 – 12.0 – 11.8 – 11.7 – 11.3 – 12.3
(36.2-35.3)
※0.9秒の前傾ラップ

2008年
12.5 – 11.3 – 11.9 – 12.1 – 12.5 – 12.0 – 11.7 – 11.9 – 11.7 – 12.2
(35.7-35.8)
※0.1秒の後傾ラップ

昨年こそ1秒以上の幅ができたが、基本的には前後半のペースがほとんど変わることがなく流れるのが七夕賞の特徴だ。つまり、「持続力」が求められる。

昨年にしても後傾ラップということは、瞬発力よりも「持続力」、さらに「スタミナ」が求められるレース質となっている。

よって、七夕賞で狙うべきは「持続力レースに対応できる馬」ということになる。反対に「瞬発力レースで勝ってきた馬」は七夕賞特有のレース質に対応できず、人気になって凡走するというパターンが通例だ。

今年も「持続力」レースへ対応できる馬を買い、「瞬発力」レースを得意とする馬をバッサリ切っていく。