先週末は競馬の本場イギリスでオークスとダービーが行われました。いずれも印象的なレースとなりましたが、まずはオークスから。

 第235回英国オークス(GI、芝・左約2400メートル)が5月31日、ロンドン郊外のエプソム競馬場で11頭によって争われ、R・ヒューズ騎乗の8番人気タレント(英=R・ベケット、父ニューアプローチ)が2分42秒00(稍重)で優勝した。デビュー戦3着後、2戦目で初勝利を挙げ、準重賞、今回と3連勝となった。次走は愛オークス(GI、芝2400メートル)の予定。

3馬身3/4差の2着が2番人気シークレットジェスチャーで、英1000ギニー3着馬で1番人気モスは4着に終わった。
(サンケイスポーツより)

動画でレースを見ていただくのが一番伝わると思いますので、まずはこちらを御覧ください。

なんという気持ちのいい差し切り勝ちだろう!

タレントは父ニューアプローチ(サドラーズウェルズ系)という血統で、その父は欧州競馬界の最強種牡馬であるガリレオだ。

ニューアプローチは現役時代、英ダービーを制した名馬で、既に英2000ギニーを制したドーンアプローチを輩出するなど、初年度産駒からクラシックホースを2頭も出している。

そのドーンアプローチは距離の問題もあり、英ダービーでは最下位に沈んだ。しかし、タレントは同じ距離で見事な差し切り勝ちを収めたのだから、血統というのは奥が深い。

今後は牝馬の王道路線を進むようですが、成績次第では凱旋門賞への出走もありそうですね。ただでさえ、3歳、そして牝馬に有利なレースなので。あの脚が継続的に使えるのであれば、面白い存在となることは間違いなさそうですね。