今回はチューリップ賞2016の検証をしていきます。

阪神芝外回り1600mで行われる桜花賞トライアルのGIIIです。過去血統のデータから、傾向を探っていきます。また、出走予定登録馬の血統を見て、この段階での注目馬を導き出していきます。

では、しっかり考察していくことにしましょー!



過去5回好走馬血統

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阪神の重賞ということでキーとなるのがグレイソヴリンの血ですね。

去年は重馬場だったのでまたバイアスが違ったわけですが、それまでの4年はグレイソヴリンの血を持つ馬が連対を果たしています。

もともと阪神外回りの重賞はグレイソヴリンの血を持った馬が馬券になりやすいんですよね。

昨年秋の重賞を振り返ってみると、朝日杯FS父ジャングルポケットのシャドウアプローチが11番人気3着、阪神JFでは母父アドマイヤコジーンのウインファビラスが10番人気2着、そしてチャレンジカップでは母父With Approvalのシベリアンスパーブが11番人気で3着となっています。

まぁ今回はグレイソヴリンの血を持つ馬が前述のウインファビラスくらいしかいないのでおいしさはあまりないんですが、今回はディープ産駒が人気になりそう。ウインファビラスは人気がそこそこに落ち着くはず。「終わってみれば阪神JF2着のグレイソヴリン持ちが馬券になる」っていうベタ過ぎる展開もありそうなので、覚えておきたい傾向ですね。

続いて、人気馬の傾向を見ていきましょう。

過去5回人気馬血統

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結構、人気馬が飛ぶ重賞なんですが、1頭1頭を見てもらえると、「そもそもこの馬人気になるのがおかしかったんじゃ?」って馬が多いことが分かります。

今年は割としっかりとした臨戦過程で臨んできている馬が多いので、上位人気馬を無理に嫌うっていうのは無謀なんじゃないかと思いますね。

では、出走を予定している登録馬たちを見ていきましょう。

出走予定・登録馬

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シンザン記念で鬼脚を披露したジュエラーが1番人気でしょうか。シンハライトやレッドアヴァンセあたりも有力になりそう。

正直、今年は例年以上に人気馬が強い印象ですね。

例えば上記した例年の上位人気馬を見てみてください。ロカは典型的な新馬戦の走りだけで人気になるタイプ(=高いレベルでの実績なし)でしたし、プリモディアルは1戦1勝馬。ケイティーズジェムなんて500万条件でウロウロしているような馬でしたよね。

しかし、ジュエラーはシンザン記念で恐ろしい脚を使っていましたし、シンハライトやレッドアヴァンセにしても前走はなかなかのパフォーマンスでした。

この牙城を崩すのは簡単ではなさそう。個人的にはこの3頭で決まってもおかしくないくらいに思っています。だからこそ、穴馬の選定はしっかりと絞って行いたい。

そんなわけで、現時点で穴馬候補と考えているのがこの馬です。

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前走、前前走ともに見どころのある競馬でしたし、血統的にもバッチリ。好勝負可能だと思います。