今回は中山記念2016の検証をしていきます。

中山芝1800mで行われる古馬のGII戦です。過去血統のデータから、傾向を探っていきます。また、出走予定登録馬の血統を見て、この段階での注目馬を導き出していきます。

では、しっかり考察していくことにしましょー!



過去5回好走馬血統

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GI馬が始動戦として使うことの多いレース。近年はドバイミーティングのステップとしても使われていますよね。

血統傾向としては父非サンデー系の馬が活躍するレースですね。ここ4年では12頭中7頭が父非サンデー系でした。馬場が渋ったこともありましたが、サンデー系全盛の時代(しかもサンデー系が得意な距離)にしては珍しい傾向といえますよね。なお、11年は有力馬のほとんどが父サンデー系でした。ある程度有力な父非サンデー系が出てくれば馬券に絡む可能性が高い。

ではなぜ非サンデー系が台頭するかというと、中山芝1800mというトリッキーなコースで行われるからです。

サンデー系は非根幹距離(1800mや2200m)より根幹距離(2000mや2400m)が得意ですし、全般的に直線の長いコースにおけるキレ味勝負に向いています。反対にサンデー系が得意な条件というのは非サンデー系が苦手としています。

じゃあ中山記念はどんな条件かというと、直線の短い中山の1800mなので、「サンデー系<非サンデー系」という構図ができあがるわけです。

決してサンデー系がダメなわけではありませんが、全般的な傾向としてはベタな根幹距離GIで好走している馬よりトリッキーなコースが得意そうな血統を選ぶほうがいいと思います。

続いて、人気馬の傾向を見ていきましょう。

過去5回人気馬血統

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前述のとおり、比較的堅いレースなので大荒れというケースは少ない。ただ、人気3頭で決着するケースも少ない。(というか、過去5年ではない)

そして毎年1頭はサンデー系の人気馬が馬券圏内に沈んでいますね。ここがポイントになりそう。

では、出走を予定している登録馬たちを見ていきましょう。

出走予定・登録馬

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注目のドゥラメンテはダービー以来のレースとなります。骨折休み明けで人気になるので期待値は低いでしょうし、全幅の信頼を置くのはどうか?といったところ。

ただ中山は問題ないですから、玄人層から「骨折休み明けで嫌いたい!」みたいな感じに思われて人気を落とすようなら、別に嫌うこともないかなぁというのが現時点での見解です。

これに続くのがリアルスティールやアンビシャスの4歳馬、そして昨秋の秋GIを賑わせたイスラボニータあたり。この3頭はサンデー系ですから、この3頭が馬券圏内を独占することはないんじゃないかなぁと思っています。ここから人気を裏切る馬が1頭は出るはず。

そんなわけで、現時点で穴馬候補と考えているのがこの馬です。

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まぁそこまで人気落ちすることはないでしょうが、4歳馬が人気を吸い取ってくれるのであればここから入るのがセオリーでしょうね。