今回はきさらぎ賞2016の回顧を行っていきましょう。
各馬の評価を見直し、レースを振り返ることで次走買えるのか否かが見えてきます!
回顧は「各馬が次走で買えるのか?」という予想のスタートです。しっかり振り返って行きましょう!
各馬の評価は?
戦前の評価は、メルマガで発行している予想ファイルを見ていただければ幸いです。
【実践的血統学2016】0207_京都11R_きさらぎ賞(PDFです。全頭診断掲載)
1着 ▲09 サトノダイヤモンド
期待通りの素晴らしい走り。折り合いよし、レースセンスよし、終いよし。圧倒的な能力とポテンシャル。何より素晴らしいのは欠点らしい欠点がないこと。久々に出た完全無欠タイプのスターホース。1分46秒9は破格のタイムで、ダービー馬になる資格を持った馬だと思う。
あえて不安要素を挙げるとするなら、今回少頭数でペースも流れるという何の不利もない競馬を経験したことか。次が皐月賞ならフルゲートになるため、競馬としてはやりづらくなる。また、お父さんの年のクラシックと違って今年はライバルたちが相当強い。水準としてはエイシンフラッシュやヴィクトワールピサの年くらい。
その中でも抜けた存在ではあるものの、たぶん断然の人気を集めることになる。となると、人気ほど実力差に開きがない、という現象が起こるだけに、馬券的には取りこぼしも考慮するべきか。
まぁこの馬に関しては馬券云々ではなく、イチ競馬ファンとして今後の行方を見守りたいし、楽しみたい。だって、カッコイイじゃない! あんな走りされたらファンになっちゃうよ!
2着 △02 レプランシュ
血統○。展開○。最高の条件が揃った。例年で言えば勝ち負けレベルだが、ポテンシャルは高くない。競馬が下手なタイプなので勝ち切れないことが多くなりそう。条件悪化なら割引。エンジンのかかりが遅いため、広いコース○。小回り、内回りでは評価を落としたい
3着 ▲03 ロイカバード
サトノに勝つ競馬を選択した分、2着を取りこぼした感じ。ポテンシャルとしてはGIII勝ち負けレベルでGIだと厳しい。立ち回りが上手いタイプならGIでも、と思うがそういうタイプじゃない。王道の競馬しかできないため、強い相手に負けて弱い相手に堅実に勝っていきそう。今回は最高の条件だっただけに、次走は条件悪化なら信頼しすぎるのは禁物
4着 無08 ノガロ
思ったより展開が流れたものの、それでもキレ負け。瞬発力勝負は向かない。キンカメ産駒ということでタフな競馬、馬場が向く。中山、阪神で買いたい。コーナー4回○。絶対、2000m以上の方がいい
5着 無07 モウカッテル
さすがに相手が悪すぎた。掲示板に載ったが、ノガロからもかなり離された5着で、価値はあまりない
上位馬の評価はこんなところですね。
なお、今回のメンバーの中で次走、好走する可能性が高い馬は、以下になります。
その馬の名(F)は↓↓(ランキング内で『アルファベット→馬名』の順で記載)
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評価→今回は条件があわなさすぎた。次走、条件好転なら好勝負必至でしょう。
なお、メルマガ『実践的血統学』では全重賞を含む、全芝レースの回顧(馬別)を行っています。(↓↓サンプル↓↓)
このレースで6着以下だった馬や、重賞以外に出走した馬の評価が気になる方はぜひご購読を。次走の穴馬は6着以下に隠れていることが多いので、チェックしてみてくださいねー!
2017年への教訓
・クラシックを目指す才能ある馬たちの戦い。基本的に荒れることは少ない
・中距離で瞬発力勝負をして勝ってきている馬(=クラシックに直結する内容)の信頼性が高い
・荒れない理由は少頭数立ての瞬発力勝負(=実力馬、人気馬が走りやすいレース質)だから。多頭数になったり、瞬発力競馬に対応できなさそうな人気馬がいた場合は波乱を考慮したい