今回はきさらぎ賞2016の検証をしていきます。
前回はきさらぎ賞の予想のポイントについて書いたので、出走予定馬と照らしあわせていきたいと思います。
どの馬が買えるのか、買えないのか、見ていくことにしましょう!
きさらぎ賞の出走予定馬と予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
---|---|---|
1 | サトノダイヤモンド | 1.7 |
2 | ロイカバード | 2.7 |
3 | ロワアブソリュー | 6.0 |
4 | レプランシュ | 10.4 |
5 | ノガロ | 14.8 |
6 | ジョルジュサンク | 25.1 |
7 | ウルトラバロック | 73.8 |
8 | オウケンダイヤ | 97.0 |
9 | オンザロックス | 114.5 |
10 | モウカッテル | 143.9 |
11 | ヨシオ | 176.1 |
こんな感じですね。なお、出走予定登録馬は以下のとおりです。
では、上位人気馬を見ていくことにしましょう。
サトノダイヤモンド
キャリア2戦2勝でここを勝てばクラシック戦線の主役に踊り出るであろう良血馬。
デビュー戦ではロイカバードに完勝しています。そのロイカバードはその後、2戦2勝。2戦目の走りも圧巻でした。
キャリア2戦でどちらも上がり最速を記録。特に2戦目は上がり2位に0.6秒差をつけています。速い上がりを使えるディープインパクト産駒は普通に強い。良血というだけでなく、確かな才能を秘めていることは間違いないでしょう。
ここでも好勝負になるはず。あまり嫌える要素はないんじゃないでしょうか。
ロイカバード
デビュー戦を落としたものの、その後は2戦2勝。こちらも良血馬ですね。
前走はコーナーで大外を回すロスがありながら完勝でした。2着のメイショウタチマチは先週のセントポーリア賞で2着。ハイレベルレースで2着になった馬に、ロイカバードは完勝しているわけです。
きさらぎ賞はスローの瞬発力勝負になりやすいんですが、未勝利戦の内容を見ていると、瞬発力勝負への適性は高そうですね。
13.3-11.7-12.0-13.1-13.1-12.9-11.7-11.2-11.3
ご覧のとおり、ラスト4F目から3F目で1秒以上加速しています。この馬も嫌えない人気馬と言えそうです。
ロワアブソリュ―
1戦1勝のゼンノロブロイ産駒。デビュー戦では梅花賞2着のミッキーロケットに完勝していますね。
ただし、上位3頭の比較でいくと、ディープインパクト産駒の2頭と比べるのは少しかわいそうな気がしています。
パフォーマンスとしては上位2頭に劣りますし、そもそも1戦1勝馬は期待値が低い。そしてゼンノロブロイ産駒は京都の重賞で不振傾向にある。
普通に考えて阪神→京都替わりはマイナスでしょうし、買い材料に乏しいと言わざるを得ませんね。
レプランシュ
3頭目のディープインパクト産駒。キャリア3戦すべてで上がり1位の末脚を使っています。能力はある。
母父ファルブラヴのディープってハープスターがそうだったんですが、重たさがある割に「よーい、ドン!」の競馬は得意で32秒台の末脚を使っちゃったりする。
適性はさておき、この馬はデビュー戦、2戦目と出遅れているので、その点は頭に入れておきたいですね。
ノガロ
弱い馬ではないんですが、とにかくジリ貧で瞬発力勝負に適していません。前走も差し比べて負け。同じような位置取りからの競馬でしたが、上がり1位のタイセイサミットには上がりだけで0.6秒の差をつけられました。
瞬発力勝負では分が悪いので、好走するとしたら前に行って直線の入り口までにセーフティーリードを保って粘り込む、という戦法しかないのではないでしょうか?
ただし、キンカメ産駒はこの条件における穴馬としてのポテンシャルがイマイチ。たぶん、2000mからの距離短縮はマイナスなので、期待薄かなぁという気がしています。
上位人気の評価はこんなところ。
なお、穴馬として面白そうなのはこの馬でしょう。
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まぁ全然穴馬ではないんですが、仕方ないかな、と。