今回はアメリカジョッキークラブカップ2016の検証をしていきます。
中山芝2200mで行われる古馬のGII戦です。過去血統のデータから、傾向を探っていきます。
今回から過去の好走馬の血統と、人気馬の傾向を表にして表示します。どうしても文字だけだと伝わらない部分があるのでね。
では、しっかり考察していくことにしましょー!
過去5回好走馬血統
去年はゴールドシップとフェイムゲームという人気2トップが飛び、2年前も波乱がありました。
ポイントは5年連続で父非サンデー系が勝っているという点ですね。
「おいおい、13年に勝ってるのはディープインパクト産駒のダノンバラードだろ!」と思った方は、レースの動画を見返してみてください。
このレース、忘れもしません。◎トランスワープだったので(苦笑)。直線でのひどすぎる不利がなければ1着だったことは明らかです。(この年から降着の制度が変わったので、覚えている方も多いかもしれません。前年までの基準だったらダノンバラードは完全にアウト)
ということで、当サイトでは「5年連続父非サンデー系が勝利」という表現を使わせていただきます。
特に父ノーザンダンサー系の活躍が目立ちますね。キングヘイローの父ダンシングブレーヴは凱旋門賞馬。ファルブラヴやオペラハウスにしても、欧州の中距離GI馬です。
要するに「スタミナが重要なレース」ということですね。極寒期に行われるレースなので、当然馬場は荒れている。荒れ馬場に対応できるようなスタミナがなければ上位に来ることは難しいんです。
しかも今週は大雪が降ったので、週末の競馬に影響する可能性が高い。スタミナの有無を一番に重視していきたいところです。
続いて、人気馬の傾向を見ていきましょう。
過去5回人気馬血統
人気を裏切っている父サンデー系が目立ちますね。去年のゴールドシップとフェイムゲームを筆頭に、1番人気のルルーシュなんかも馬券圏外に沈んでいます。
また、父非サンデー系が好調な中、米国血統のレッドレイヴンやコスモファントムは人気を裏切っています。
父サンデー系や米国血統は、欧州血統に比べるとスタミナで劣ります。彼らが人気を裏切っているというのは「至極真っ当な結果」といっていいでしょう。
まぁステイゴールドやハーツクライはサンデー系の中ではスタミナのある種牡馬なので簡単には切れませんが、そういう傾向があるというのは頭に入れておきたいですね。
そんなわけで、上記の条件に合致する馬といえば、この子です。
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お父さんは非サンデー系。母父は凱旋門賞馬で、スタミナは豊富です。普通に買いたい1頭ですね。あとは騎手は誰が乗るんでしょうか?