今回はアメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の出走予定・登録馬を見ていこう。
なんといっても“グランプリマイスター”のゴールドシップが出走することが一番の見所だろうか。今年で6歳になるが、昨年末の有馬記念で3着となるなど、まだまだ第一線で活躍している。
この馬も含めて、出走馬を確認していこう。
AJCCとは?
AJCCは中山芝2200Mで行われる古馬GIIレースだ。
極寒期に行われるが、有力馬の始動戦として使われることが多い。近年ではそこそこのメンバーが揃っている。また、有馬記念で負けた馬たちの“再スタートのレース”という一面もある。
一昨年はダノンバラードがここを快勝して宝塚記念で2着となり、同年3着のアドマイヤラクティは豪州GIを制した。3年前にはルーラーシップがここをステップに香港GIを制し、4年前の覇者トーセンジョーダンは同年の天皇賞秋を制している。
今年はどの馬がGIへと羽ばたいていくのか? そういった観点から予想しても面白いレースである。
AJCCの出走メンバーと見どころ
2015年 1月25日(日) 1回中山9日目 23頭 [仮想出馬表]
【11R】 第56回アメリカジョッキーCC
4歳以上・オープン・G2(別定)(国際) 芝2200m (C)
馬名 | 性齢 | 斤量 | 父 |
---|---|---|---|
アデイインザライフ | 牡4 | 55 | ディープインパクト |
エアソミュール | 牡6 | 57 | ジャングルポケット |
エックスマーク | 牡6 | 56 | ディープインパクト |
オーシャンブルー | 牡7 | 56 | ステイゴールド |
クリールカイザー | 牡6 | 56 | キングヘイロー |
コスモオオゾラ | 牡6 | 56 | ロージズインメイ |
ゴールドシップ | 牡6 | 58 | ステイゴールド |
シゲルササグリ | 牡6 | 56 | ブラックタキシード |
ショウナンラグーン | 牡4 | 56 | シンボリクリスエス |
スーパームーン | 牡6 | 56 | ブライアンズタイム |
セイクリッドバレー | 牡9 | 56 | タニノギムレット |
ダークシャドウ | 牡8 | 56 | ダンスインザダーク |
ディサイファ | 牡6 | 56 | ディープインパクト |
パッションダンス | 牡7 | 56 | ディープインパクト |
フェイムゲーム | 牡5 | 57 | ハーツクライ |
フラガラッハ | 牡8 | 56 | デュランダル |
マイネグレヴィル | 牝4 | 53 | ブライアンズタイム |
マイネルディーン | 牡6 | 56 | ダンスインザダーク |
マイネルフロスト | 牡4 | 55 | ブラックタイド |
マイネルメダリスト | 牡7 | 57 | ステイゴールド |
ミトラ | セ7 | 56 | シンボリクリスエス |
ユニバーサルバンク | 牡7 | 56 | ネオユニヴァース |
ラインブラッド | 牡9 | 56 | タイキシャトル |
勢力図を予想
中心はなんといってもゴールドシップだ。皐月賞と有馬記念を制すなど、中山は(2−0−2−0)とパーフェクト。6歳になったが、最有力馬といっていいだろう。
それに続くのがハーツクライ産駒のフェイムゲームだ。昨年の有馬記念を大目標に置きながら除外されてしまった。ここから再スタートを切り、GI戦線に殴りこんでいく。
さらにGII、GIIIなら実力上位のエアソミュールもここへ参戦。アルゼンチン共和国杯で好走したスーパームーン、クリールカイザーあたりも人気の一角となるだろう。
なお、現時点での本命候補はこの馬だ。
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