今回はアメリカジョッキークラブカップに出走するフェイムゲームについて考えていこう。

アルゼンチン共和国杯を快勝した上り調子のハーツクライ産駒。強敵ゴールドシップを蹴散らしてGI戦線へ殴り込めるのだろうか?

フェイムゲームの取捨選択

フェイムゲームは買いたい要素の多い馬だ。

ハーツクライ産駒は中山芝中距離を得意にしている。2200mは2000mや2500mに比べてやや適正が落ちるものの、2013年にはアドマイヤラクティが、昨年はフェイムゲーム自身が3着になっている。

先週の京成杯では近親のベルーフ(父ハービンジャー)が快勝。馬場は合っているはずだ。そもそもフェイムゲーム自身が京成杯やAJCCで好走していることから、この時期の中山の芝は得意と判断して良い。

しかもハーツクライ産駒は2番人気以下で力を発揮する。今回、ゴールドシップという絶対的な1番人気がいる環境は、ハーツクライの好走条件に合致する

有馬記念を除外されて予定に狂いが生じたこと以外、大きなマイナスポイントは見当たらない。

有馬記念除外組は買えないという“疑惑”の真相

巷では「有馬記念除外組の“その後”」を不安視する声がある。確かに、有馬記念除外組の次走は散々な結果になっている。

ナカヤマナイト
中山金杯 7番人気9着

ラブイズブーシェ
中山金杯 3番人気14着

ショウナンラグーン
万葉S 1番人気4着

タマモベストプレイ
日経新春杯 2番人気7着

しかし、この馬たち、本当に人気に支持されるほど、買える馬たちだったのか?

私は全く、そう思わない。この4頭は買える要素がほとんどなかった

事実、私はタマモベストプレイとラブイズブーシェを「カン切り」。ショウナンラグーンとナカヤマナイトにしても、ヒモのヒモ(印で言えば7、8番手の「×」)という評価にとどめた。

「有馬記念除外組のその後の成績が悪い=フェイムゲームは良くない」という論調を展開している方は、この4頭の取捨選択を正しくできなかったのだろう。それが、フェイムゲームにまつわる“疑惑”の真相と言える。

フェイムゲームにも不安要素はあるが、この点に関してはさして不安視する必要はない。「ゴールドシップの相手候補筆頭」という評価は、妥当なものなのだ。

もっとも、1、2番人気を買うような固い予想では面白くない。そんな中でも穴馬を探していくことに意味がある。では、どんな馬を買っていくべきなのか? 現時点で注目している穴馬を公開しておこう。

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