チャンピオンズカップ2015の枠順が発表されましたね。

まぁ枠順考察は他に任せるとして、今回はノンコノユメを掘り下げてみたいと思います。

1番人気に支持される可能性が高い3歳最強ダート馬は、古馬をも飲み込むことができるのか? 前走の武蔵野ステークスの走りを見ていると期待したくなりますよね。

しかし、検証を進めていくと、いくつもの不安要素があることがわかってきます。



ノンコノユメに振りかかる“三重苦”

いくつかマイナスファクターがあるので、見ていくことにしましょう。

トワイニング産駒をGIの1番人気で買えるのか?

血統派からしたら怖いですよね。いくら強くてもトワイニング産駒ですから。

トワイニング産駒は下級条件で書いですが、重賞レベルになると微妙。ノンコノユメを除くとロールオブダイスが重賞を勝っていますが、そのくらい。JRAのGIには出走歴すらありません。

まぁノンコノユメはハーツクライらがいる母系なのでポテンシャルはあるでしょうけど、いきなりGIで1番人気で積極的に買えるかというと……。

3歳馬の不遇のGIで買えるのか?

世の中、色々な矛盾がありますよね。チャンピオンズカップもかなり矛盾に満ちたレースです。例えば斤量。

古馬は57キロ、3歳馬は56キロに設定されています。これ、どうしてなんでしょう?

「もう秋だから3歳馬は一律斤量増で古馬と1キロ差」というならまだわかります。が、先週のジャパンカップやこのレースより後に行われる有馬記念は2キロ差なんです。変ですよね―。

まぁこの辺りはJRAの思惑と関係しているところだと思うんですが、とにかく古馬と1キロ差というのは普通に考えて追い風とはいえないでしょう。

馬体小さいけど大丈夫?

基本的な概念として、ダート戦で一番大切なのはパワーです。チャンピオンズカップではスタミナが大事と何度も書いていますが、「最低限のパワーを持っている」ということが大前提としてあるんです。ダートGIなので、パワーが無いとお話になりません。

パワーを図る一つの基準として馬体重が挙げられます。「馬体重が重たい≒筋肉量が多い」ということなので、馬体重が重たいほうが基本的には有利なんですね。

事実、過去10年のJRAのGIを見てみると、優勝馬はすべて480キロ以上、22頭中19頭は500キロを超える巨漢馬でした。

一方、ノンコノユメは450キロ程度。歴代のダート馬に比べると明らかに小さいんです。

歴代のダート馬と違って後ろから差すタイプなのであまり関係ないって話かもしれませんが、気になる要素ではありますよね。

他にも後ろから行く脚質は期待値が低いとか、最内枠とか、叩き2戦目の過剰人気なところとか、挙げればキリがないんですが、とにかくなかなか買える要素が少ない馬なのではないかなぁと感じています。まぁ色々買える要素があったとしても、血統が血統なので、必然的に嫌うんですけどね。

なお、人気馬の中でもう一頭、嫌いたいのはこの馬です。

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ノンコノユメと同じような理由で買いたくない要素が多いので、できれば飛んでほしいですねー。