今回はステイヤーズステークス2015の検証をしていきます。
前回は予想のポイントについて書いたので、出走予定馬と照らしあわせていきたいと思います。
どの馬が買えるのか、買えないのか、見ていくことにしましょう!
ステイヤーズSの出走予定馬と予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
---|---|---|
1 | ファタモルガーナ | 2.8 |
2 | メイショウカドマツ | 3.9 |
3 | アルバート | 4.7 |
4 | スズカデヴィアス | 5.7 |
5 | ネオブラックダイヤ | 11.0 |
6 | カムフィー | 14.1 |
7 | トゥインクル | 16.6 |
8 | ヴァーゲンザイル | 29.6 |
9 | マイネルメダリスト | 33.7 |
10 | ケイアイチョウサン | 42.5 |
11 | トルークマクト | 76.6 |
12 | カノン | 131.7 |
13 | ウインインスパイア | 159.8 |
14 | プランスペスカ | 190.0 |
15 | サイモントルナーレ | 193.5 |
16 | ユキノサムライ | 303.1 |
17 | テンカイチ | 307.6 |
18 | ゴッドフロアー | 327.2 |
こんな感じですね。では、上位人気馬を見ていくことにしましょう。
ファタモルガーナ
2年連続で好走しているディープインパクト産駒。目黒記念以来の出走となります。
長期休み明けですが、過去の実績が重要なレース(=リピーターレース)なので、侮れない存在でしょう。高齢の割にキャリアは浅いですしね。
本命云々というタイプではありませんが、相手には加えておいたほうがよさそうです。
メイショウカドマツ
アルゼンチン共和国杯の2着馬。もともと長距離で期待値が高いダイワメジャー産駒に母父ロベルト系ですからタフな条件は得意なはず。そんな理由からアルゼンチン共和国杯では高く評価しました。
ここも悪くない条件だと思います。ただ、2、3番人気で買うような馬でもないかなぁとは思いますけどね。
アルバート
近3戦3勝と、本格化の気配が漂っています。本当はアルゼンチン共和国杯で買いたかったんですけど、除外されたのは残念でした。
母父ダンスインザダークというのはいいでしょう。ただ、父がミスプロ系というのはネックですね。同系統は基本的にパワーがある反面、淡白でスタミナ不足に陥りがち。例えば2005年以降、3000mを超えるレースにおける父ミスプロ系は(0−2−0−31)と散々な成績となっています。
アドマイヤドンの場合は芝でも走った馬ですし、菊花賞4着ですから許容範囲だとは思いますが……。
スズカデヴィアス
去年4着になっているのでリピーターレースという意味では抑えたほうがいいかもしれません。
ただし、あんまり買いたい条件は揃っていないんですよねぇ。キンカメ×サンデーという中距離の王道配合なので、スタミナに秀でているわけではありません。実際、馬券に絡んだレースはすべて2000〜2200mの中距離です。
一方、2500m以上ではなんだかんだで(0−0−0−5)と走っていません。
今回は叩き2戦目と微妙な実績(昨年4着)で人気になりそうなのも嫌ですね。キンカメは2戦目で反動が出る馬も多いですし。事実、過去の休み明け2戦目は人気より着順を落としています。
人気がないならおさえてもいいですが、人気なら嫌ったほうが妙味がありそう、という位置づけでいいのではないでしょうか。
ネオブラックダイヤ
キャリアを積んだ7歳のゼンノロブロイ産駒。あまり買いたいプロフィールではありませんね(苦笑)。
ただ3000m以上のレースではステイヤーズS6着、ダイヤモンド5着、天皇賞春5着と大負けしていないので、適性は高そう。母はエリシオ×トニービンというスタミナ配合ですしね。血統だけでおさえていい馬な気はします。
上位人気の評価はこんなところですね。
なお、穴馬候補の1頭になるのがこの馬でしょう。
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母系のスタミナが魅力的。お父さんは本質的には1800mがベストな種牡馬ですけど、母系が重たい分、この馬も長い距離で走っていますし、ここもこなせておかしくない。