さて、東京にGIが帰ってきます。天皇賞秋。秋古馬3冠の初戦がやってきます。
近年はジャパンカップや有馬記念を目指す陣営が多くて「ジャパンカップのステップレース」みたいな位置づけになっていますが、とても好きなレースの一つ。
近年で言えばなんといっても2012年のエイシンフラッシュの年が最高でした。
◎04 フェノーメノ→2着
◯12 エイシンフラッシュ→1着
▲06 ルーラーシップ→3着
かたい予想でしたが、上位評価3頭で決着しました。これはこれでいい思い出。
そして言うまでもなく、この年は天覧競馬でした。
当時、僕は競馬場にいました。馬券が当たったことで興奮していたのは当然ですが、何より感動したのはミルコ・デムーロ騎手の立ち振舞です。
松永幹夫騎手のように、馬上から一礼するんだろうなー、と思ってみていましたが、馬から降りて片膝をついて敬礼……。
かっこ良すぎだろ、デムーロ!!
と、当たり馬券よりM・デムーロ騎手に泣かされたのがいい思い出です。
今年も印象に残るような素晴らしい天皇賞になるといいですね。
最強馬決定戦
天皇賞秋を予想する上ではじめに頭に入れておきたいのは、日本競馬の仕組みです。
日本の競馬で最も重要とされるレースはなんですか? 言うまでもなく……
日本ダービー
ですよね? 日本ダービーが行われるのは東京競馬場であり、ダービーの他にも秋古馬3冠のうち、2つが東京競馬場で行われます。
有馬記念はグランプリとして盛り上がりますが、やはり一番勝ちたいレースは日本ダービーであり、一番賞金が高いレース(=重要なレース)はジャパンカップなんです。(今後は有馬記念も同じ額になるようですが)
要するに何が言いたいかといえば……
日本の競馬において「強い」とされる馬の基準は「東京の芝中距離GIで勝てる馬」ということになります。
ダート馬や極端な短距離血統は別として、基本的にすべての競走馬が東京の芝中距離GIを目指す仕組みになっているんです。調教師や牧場もダービーやジャパンカップで勝てるような馬作りを根幹としている。
要するに相対的にレベルが高く、紛れが起こりにくい。
そして、真の実力馬のみが上位にこられる。
それが天皇賞秋の特徴と言っていいでしょう。
東京競馬場自体が紛れの起こりにくいコース形態になっているので、今まで恵まれてきた馬の化けの皮が剥がれやすい。
そういった適性を見極め、本当に強い馬を見極められるかどうかがポイントになってきます。もちろん、血統的な裏付けがあるかどうかも。
ということを頭に入れたうえで予想を組み立てていきます。一週間、お付き合いください。
ちなみに今のところ、買おうと思っているのはこの馬です。
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たぶん、距離の問題があって全然人気がないと思うんですが、ギリギリこなせると思うんですよね。血統的には面白いですし、買った方がいい1頭だと思います。