今回は2015年のローズステークスの検証していきましょう。

春のクラシックの主役たちが集結するレースですからね。このレースはラップに特徴があるので、まずはそこから見ていきましょうか。

ローズSの性質

以下、過去5回のレースラップになります。

2014年
12.5 – 11.0 – 11.6 – 12.2 – 12.5 – 12.0 – 11.4 – 11.1 – 11.7

2013年(※重)
12.3 – 10.9 – 11.4 – 11.7 – 11.9 – 11.9 – 11.9 – 12.5 – 13.2

2012年
12.7 – 11.8 – 12.0 – 12.5 – 12.4 – 12.0 – 11.4 – 10.4 – 11.6

2011年
13.0 – 11.6 – 12.1 – 12.6 – 12.4 – 12.3 – 11.2 – 10.9 – 12.0

2010年
12.2 – 10.6 – 11.3 – 12.6 – 12.4 – 12.4 – 11.6 – 11.0 – 11.7

ご覧のとおり、毎年必ず中盤で緩んでいるんですね。牝馬限定の重賞らしく、スローの瞬発力勝負になるのが常なんです。

なので今年も瞬発力がある馬を……と言いたいところなんですが、今年のメンバー構成を見てください。

ミッキークイーン 前走4角9番手
アンドリエッテ 前走4角13番手
ショウナンアデラ 前走4角12番手
クイーンズリング 前走4角15番手
タッチングスピーチ 前走4角13番手
ディープジュエリー 前走4角11番手
ペルフィカ 前走4角10番手

人気のミッキークイーンやアンドリエッテをはじめとして、中穴になると思われるほとんどの馬たちが後ろから競馬を進めるタイプなんですね。

有力馬である程度前につけるのはレッツゴードンキやトーセンビクトリー。ただ、彼女たちだって別に逃げたいタイプの馬じゃありません。

そうなると、ペースが遅くなって前の馬たちが恵まれる可能性が出てきます。よって、末脚自慢よりある程度前々で競馬を進められて上がりをまとめられるタイプの馬に妙味が生まれてくるのではないでしょうか?

で、出走馬を見てみると、好走血統に合致しつつ、そんな脚質の馬がいるじゃないですか!

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父の産駒は過去5頭出走して1勝、3着1回。いずれも4、9番人気と、人気薄でした。しかも母系はこのレースと相性がいい●●●●●●ですから、より興味は増します。

ちなみにこの馬の父、『実践的種牡馬辞典』では「昇級B+」、「距離短縮B+」と、期待値の高さはなかなかなので、買ってみたい1頭ですね。