今回は阪神牝馬ステークスの血統検証を行っていこう。

阪神芝内回り1400mで行われる牝馬限定のGII戦で強調できる血とは何なのだろうか?

歴代好走馬の血統から、激走馬のヒントを見つけ出していこう。

阪神牝馬S│過去5回好走馬血統

馬名 種牡馬 母父馬
スマートレイアー 1 ディープインパクト ホワイトマズル
ウリウリ 3 ディープインパクト フレンチデピュティ
ローブティサージュ 9 ウォーエンブレム Singspiel
サウンドオブハート 2 アグネスタキオン Caerleon
イチオクノホシ 4 ゼンノロブロイ Kendor
クィーンズバーン 7 スペシャルウィーク Ogygian
クィーンズバーン 11 スペシャルウィーク Ogygian
マルセリーナ 2 ディープインパクト Marju
フミノイマージン 4 マンハッタンカフェ Dixieland Band
カレンチャン 1 クロフネ トニービン
アンシェルブルー 7 マンハッタンカフェ Storm Cat
スプリングサンダー 3 クロフネ Kingmambo
アイアムカミノマゴ 9 アグネスタキオン Danzig Connection
プロヴィナージュ 5 フレンチデピュティ サンデーサイレンス
カノヤザクラ 10 サクラバクシンオー Woodman

集計期間:2010. 4.10 ~ 2014. 4.12

注目したいのはサンデーサイレンスの血が躍動していることだ。

サンデー系は芝の中距離を得意としている。幅広い距離で活躍しているが、1200〜1400mや3000mを超えるような長距離では基本的にパフォーマンスを落とす。

しかし、阪神牝馬Sでは過去5年の好走馬15頭のうち10頭が父サンデー系である。

昨年はディープインパクト産駒のワンツー。その前の2年はサンデー系が馬券圏内を独占。さらに2011年に至っては上位人気5頭がすべて父非サンデー系という勢力図の中、7番人気のアンシェルブルーが低評価を覆して激走している。

細かい説明は省くが、阪神牝馬Sでは速い上がりを使える馬が強調できる。上がりの瞬発力に優れた馬といえばサンデー系。よって、サンデー系が強調できるレースなのだ。

今年は上位人気がサンデー系になりそう。となると取捨選択が重要になってきそうだ。

そんな中で面白そうな馬といえばこの馬だろう。

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前前走は距離、前走は枠順に泣いた。久々に条件が合いそうなレースに出走してくる。ここは人気落ち必至であるだけに、妙味もあるだろう。面白い穴馬と言ってよさそうだ。