今回は東京新聞杯が行われる東京の馬場状態に関して書いていこう。
開幕週の東京はかなり顕著な傾向が出ていた。今週はまた中間に雨が降った(降っている)ため、馬場が変わる可能性はあるものの、興味深い傾向であるため、見ていきたい。
完全な末脚比べ
先週の東京は開幕週だったため、馬場状態は良好だった。そうなると前に行った馬が止まらない「位置取りの競馬」になりがちだ。
しかし、先週の東京はしっかりとした末脚がないと馬券に絡めない馬場状態だった。
まずは実際に上がり別の成績を見てみることにしよう。
脚質上り別集計
脚質上り | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
3F 1位 | 6- 4- 0- 3/ 13 | 46.2% | 76.9% | 180 | 124 |
3F 2位 | 3- 2- 1- 5/ 11 | 27.3% | 54.5% | 270 | 124 |
3F 3位 | 1- 3- 1- 5/ 10 | 10.0% | 50.0% | 42 | 102 |
3F ~5位 | 0- 1- 4- 13/ 18 | 0.0% | 27.8% | 0 | 57 |
3F 6位~ | 0- 0- 4- 96/100 | 0.0% | 4.0% | 0 | 38 |
集計期間:2015. 1.31 ~ 2015. 2. 1
いかがだろうか? 上がり3位以上の脚を使った馬は50%以上、馬券に絡んでいる。
一方、上がり6位以下の馬は100頭走ってわずか4頭しか馬券に絡んでいない。しかもその4頭はすべて3着だ。
少なくとも連対を果たすためには、他馬に勝る末脚を使うことが必須条件となる。言い換えれば、いくら道中で良いポジションを確保しても、末脚をまとめられなければ好走することはできない。
ちなみに先週は「前走上がり1位」の脚を使っていた馬の成績は(3−4−3−9)で複勝率50%以上、単複回収値も100を超えていた。
明らかに末脚を使える馬の成績が良かったというわけだ。
また雨によって馬場が変わる可能性はあるものの、この顕著過ぎる傾向は頭に入れておいたほうがいいだろう。
そうなると当然、末脚自慢のこの馬は馬券から外すことができなくなりそうだ。
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やや過剰人気するタイプであるため、あまり信頼しすぎるのは危険だが、この馬場状態なら買わざるをえないだろう。