今回は中山ダート1200mで行われるカペラステークスについて書いていこう。

ダート1200mの重賞らしく、登録馬が50頭以上。いつものことだが、もうワケがわからないことになっている。メンバーがわからないだけに、レース傾向を探っておくのは重要なことだ。

過去の傾向を見て、明日の激走馬を探していこう。

“激流”を制すのは?

中山ダート1200mといえば、ほぼ間違いなく前傾ラップになるコースだ。過去5年の前後半3ハロンのタイムを比較してみよう。

2013年 34.3−35.4
2012年 34.2−36.6
2011年 33.7−35.4
2010年 33.0−36.7
2009年 33.6−36.0

ご覧のとおり、1年の例外もなく、前傾ラップとなっている。しかも2秒以上、タイム差がある年も少なくない。2010年に至っては3.7秒もの開きがある。

つまり、カペラステークスはほぼ間違いなく、前傾ラップになる。前傾ラップになるということは……

消耗戦必至

ということだ。前半から飛ばした中で、いかに最後まで粘れるか。言い換えれば、スタミナがとても重要になる。

事実、ラップ以外の傾向を見ても、スタミナの重要性が一目でわかる。例えばローテーションだ。このレースは「前走同距離」だった馬がほとんど走らない。

前走距離別集計
前走距離 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
同距離 0- 2- 2-42/46 0.0% 8.7% 0 34
今回短縮 6- 4- 4-33/47 12.8% 29.8% 97 121

集計期間:2008.12.14 ~ 2013.12. 8

ご覧のとおり、圧倒的に距離短縮馬が走っている

消耗戦になるということは、スタミナが必要ということ。前走1200mで走っていた馬より、長い距離で走っていた馬のほうが、スタミナがある可能性は高い。だから、長い距離で走っていた馬が激走する傾向にあるのだ。

とにかくスタミナのある馬を買え

それが、カペラSのキーワードだ。

消耗戦の“抜け道”

消耗戦といえばスタミナのある先行馬を買いたくなる。もちろん、それは間違いではない。むしろ成功法だ。

ただ、消耗戦になると「前が総崩れ」になる可能性もある。言い換えれば、差し馬が台頭してくる可能性がある。事実、2012年は上位3頭が4角8番手以下という馬で占められた。昨年にしても、2、3着は差し馬だった。

前が潰れるのを待ち、虎視眈々と機会をうかがう差し馬には注意が必要なのだ。

まとめると……

・スタミナのある先行馬
・激流の中で差して来られる差し馬

カペラSで狙うべきなのは、この2つのタイプの馬ということになる。

最後に

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