今週は菊花賞の他に東京で富士ステークスが行われる。
東京芝1600mで行われる重賞のポイントはどこにあるのだろうか? 早速、血統面を見てみよう。
過去5回、富士S好走馬血統
近年の富士Sのポイントは何と言っても……
・菊花賞、天皇賞春血統
・欧州中長距離GI血統
この血を持つ馬の激走が目立っている。
東京マイルは総合力が問われる舞台だ。安田記念はペースが厳しくなるため、サンデー系が苦手とする舞台として有名。富士Sは安田記念に比べるとペースが緩むため、サンデー系でも対応可能だが、軽すぎる血統や底力がない血統では攻略できない。
適度なスタミナを持っている馬を狙うのがベストだ。
実際に歴代好走馬を見てみよう。
2013年
1着 ダノンシャーク(1番人気)
父ディープインパクト
→菊花賞、天皇賞春馬
母父カーリアン
→仏ダービー馬。父カーリアンはイギリス3冠馬。種牡馬として凱旋門賞マリエンバードらを輩出
2着 リアルインパクト(9番人気)
父ディープインパクト
母父Meadowlake
→「史上最も偉大なサラブレッド」と称されるセントサイモンの系統。底力血統の代表格
3着 シャイニープリンス(14番人気)
父キングヘイロー
→その父ダンシングブレーヴは凱旋門賞馬
2012年
1着 クラレント(5番人気)
父ダンスインザダーク
→菊花賞馬
母父ダンシングブレーヴ
2着 ファイナルフォーム(3番人気)
父ディープインパクト
3着 ヒットジャポット(14番人気)
母父リアルシャダイ
→種牡馬として菊花賞、天皇賞春馬ライスシャワーらを輩出
2011年 ※不良馬場
1着 エイシンアポロン(1番人気)
母父サドラーズウェルズ
→欧州ノーザンダンサー系を代表する大種牡馬。凱旋門賞馬モンジューや英ダービー馬ガリレオらを輩出
2着 アプリコットフィズ(6番人気)
父ジャングルポケット
→その父トニービンは凱旋門賞馬。天皇賞春馬ジャガーメイルらを輩出
3着 マイネルラクリマ(5番人気)
父チーフベアハート
→種牡馬として天皇賞春馬マイネルキッツらを輩出
3年だけ振り返ったが、すべての馬がスタミナを裏付ける血を持っていた。
スタミナ血統だがマイル以下で結果を出している馬
これが近年の富士Sで狙うべき血なのだ。今回の出走メンバーを見ると、この馬は面白い穴馬になりそう。
その馬の名(D)は→「人気ブログランキング」で公開中!
(現在10位前後!当サイトの紹介欄に注目馬を掲載しています)
自身はマイルGIで実績があり、父はフランスダービー馬を輩出。戦績の割にあまり人気にならないタイプだし、馬券に加えてみても面白いかもしれない。